
校長室だより
令和6年度みのりスポーツフェスティバル講評
令和6年10月3日 校長 武田 重泰
令和6年度のみのりSFが、間もなく終わろうとしています。全校生で精一杯取り組んできたからでしょう。このグラウンド全体に心地よい余韻があるのを感じます。
まず、赤組のみなさん、優勝おめでとう!また、準優勝の青組、敢闘賞の黄組のみなさんのがんばりもたいへん素晴らしかったです。勝ったときのうれしさ、負けたときの悔しさは、自分の力を出し切り、本気で取り組んだからこそ感じるものです。みなさんは、今、かけがえのない経験をしています。
さて、みなさんは、これまで大テーマのもとみのりSFに取り組んできました。特に今年度は、「ドキドキ・わくわく」、つまり、「自分の世界や自分の枠組を自分の力で広げ、心を動かす」ことを大切にしてきたので、今回のみのりSFへの取り組みでも、そのような姿がたくさん見られました。ここでは3つに絞りお話しします。
1つ目は、勝つことにこだわりながら仲間とともに創意工夫し、力をつける姿があったことです。「少しでも速く走るには?」「1回でも多く縄を跳ぶには?」と運動のコツにつながる課題をもち取り組むことで、これまでより速く走れるようになったり、縄を数多く跳べるようになったりし、達成感を味わうことができましたね。
2つ目は、応援団を中心に、組毎に「こんなにも!」と驚くほど団結する姿があったことです。学年の垣根なく、互いをわかり合い、協力しようとしていました。その姿勢があったことで、信頼関係も生まれていました。今日の応援、どの組も素晴らしかった!心にズンズンと響いてきました。
3つ目は、今日のみのりSFの開催を“縁の下の力持ち”の立場で支える姿があったことです。実行委員会、応援団、プログラム係、会場係、準備運動係、縄跳び係、広報係、アナウンス係のみなさん、その場に立ってください。はなうめ学年のみなさんは、みのり班の班長としても活躍しました。昨日もみなさんに話したことですが、大切なことなので、ここでもう一度伝えます。“植物の根、建物の基礎のように、大事なもの、欠けてはならないものは、往々にして見えず、目立ちません。そして、そういう立場に立つと、苦労することも多くなるものです。でも、そういう立場だとわかっていても、率先して役を担い、最後まで責任をもって行動できるのが、はなうめ学年を中心とするみなさんなのです。ありがとう。
今回の全校のみなさんのように、今の自分を自分の力で一回り大きくしていくことが、その人にとっての成長そのものです。ですから、「自分の力で一回り大きくなろうとする」姿勢をもつことがまず何よりも大切になります。これからも、「ドキドキ・わくわく」を含めた大テーマのもと、自分も、そして周りの友だちも、互いによさを伸ばしながら成長できる附属小学校にしていきましょう。
最後になりますが、早朝よりご協力いただきましたPTA保体部の皆様、心温まるご声援をいただきました保護者の皆様・地域の皆様に心より感謝申し上げますとともに、本日各ご家庭で、お子さんのこれまでの取り組みについて価値づけていただきますようお願い申し上げ、講評とします。