
校長室だより
令和7年度 始業式(校長式辞)
新しい年度が始まり、今日から一つ上の学年になりました。
進級おめでとうございます。
明日、4月8日の入学式では、さらに1年生84名が加わります。
そして、今年度は全校児童550名でスタートします。
さて、附属小学校では、毎年、その年の「大テーマ」を自ら掲げ、1年間の学校でのくらしをつくっています。なつつばき学年を中心に、今年度はどんな大テーマが掲げられることになるのか、とてもたのしみにしています。
今年度の大テーマをめぐって、話をします。昨年度のキーワード「ドキドキわくわく」、そして、先生方の思い・願いをお聴きしながら、めざしたい二つの姿が、今、わたしの心の真ん中にあります。それは、「学校の姿」と、「わたしたち一人一人の姿」です。みなさん、どんな姿だと思いますか。
では、まず、学校の姿についてお話しします。
それは、一言で言えば「ほっとな学校」です。
そして「ほっと」には、3つの「ほっと」があります。
①ほっとな ②ほっとする ③ほっとけない です。
3つのほっとは、「太陽の子」「北国の子」「日本の子」の実現につながります。
きんたろうあめのように、どこを切ってもこの3つの「ほっと」が出てくる学校をみんなでつくっていきませんか。
つぎに、一人一人の姿についてお話しします。
キーワードは「品」です。
わたしも含め、附属小学校の一人一人が「品」のある人になることをめざしていきませんか。ただ、実は「品」とは何かが、わたしもよくわからないのです。何もしゃべらなくても、その人に品を感じることがあります。きれいな服をきていても、その人に品を感じないことがあります。これはわたしの大きな「問い」です。
「ほっとな学校」づくりに取り組みながら、みなさんにも「品」とは「何か」、「どうしたら身に付くのか」一緒に考えてもらえたらうれしいです。そして「品」について、考えたことやわかったことがあったら教えてください。
それでは、今日から、一年間の前期のスタートです。
皆で一緒に「ほっとな学校」を創りながら、一人一人が「品のある人」になれるよう、「ひと・もの・こと」のよさを探りながら、学び続けていきましょう。
令和7年4月7日 山形大学附属小学校 校長 早坂 和重