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校長室だより

令和7年度 入学式(校長式辞)

北の大地山形に光があふれる季節となりました。このうららかな春のよき日、PTA会長 長岡伸賢様、同窓会長 和田宏司様をはじめ、多くのご来賓の皆様のご臨席を賜り、山形大学 玉手英利学長のご列席のもと、入学式をこのように盛大に挙行できますことに、心より御礼申し上げます。

さて、元気にお返事のできた八十四名の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんは、今日から、この附属小学校の大切な一年生です。皆さんの入学を、教職員はもちらん、今、皆さんの目の前にいる二年生から六年生までのお兄さんやお姉さんが、とても楽しみに待っていました。
 きのうは、なつつばき学年の六年生の皆さんが心を込めて、今日の入学式の準備を進めてくれました。一日も早く、お兄さん、お姉さんと仲良くなってくださいね。

それでは、皆さんに附属小学校でめざしていることを、しぼりにしぼって、一つだけお話しします。

それは「品のある人になること」です。ただ、これはなかなか難しいことで、「品」とは、単に年をとればとるほど自然と身に付くものではないようです。自分が今居る、その場を自分で学びの場とすることではじめて少しずつ身に付いていくようです。教室だけでなく、廊下、バスの中、そして家庭、地域と、自分がいるその場、その場で、人・もの・ことのよさを探ることに挑戦していきましょう。ただ、挑戦すれば失敗もつきものです。今、この式場に集った全員で心を寄せ合い、 あたたかい学校を創りながら、失敗を成功のもとにし、お互いに学び続けていきましょう。

さて、保護者の皆様、本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。お子様の晴れの姿に、誕生した時の喜びや成長の日々が思い起こされたことと拝察いたします。わたしも人の親として胸が熱くなる思いです。
 本校は、本年度、創立百四十七年を迎える、歴史と伝統のある学校です。本校には、学校教育目標「太陽の子・北国の子・日本の子」を子どもたちとともにめざし続けてきた校風があります。この新しい風に、もし、うちの子が、どうも馴染めていないなあ、とお感じになった時は、まずお子さんの話にじっくり耳を傾けて聴いてあげてください。
 そして、「あれ?」と思ったその時に、どうぞ遠慮なさらず、わたしたちに「うちの子、どうもこんなことを感じているみたいで…」とお話しください。教職員一同、ともに考え、ともに悩み、力を尽くしてまいります。知恵を出し合っていきましょう。そして子どもの学び・育ちを真ん中に、わたしたち大人も ともに成長していけたらと考えております。

では、これから、一年生の担任の先生を紹介します。

一組は、髙橋恵人(たかはし けいと)先生です。
 皆さんのがんばりたいことを、応援することをたのしみにしているそうです。

二組は、矢口和也(やぐち かずや)先生です。
 皆さんと、本を読んだり、新しいこと発見したりすることをたのしみにしているそうです。

三組は、青柳孝一(あおやぎ こういち)先生です。
 学年主任もお願いしています。
 かわいい皆さんと たくさんお話をしたり遊んだりすることをたのしみにしているそうです。

そして、学年付きの那須康平(なす こうへい)先生です。
 皆さんと元気いっぱい遊び・学ぶことをたのしみにしているそうです。

一年生の皆さん、困ったことや心配なことがあったら、何でも先生たちに相談してくださいね。

結びに、本日ご臨席をいただきましたご来賓の皆様はじめ、保護者の皆様には、今後も本校の教育活動へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。

令和7年4月8日 山形大学附属小学校 校長 早坂 和重