
校長室だより
令和7年度 前期終業式 式辞
本日の終業式は、前期の学習を終える式です。ただ、大テーマに向かっての学校での学びは、今日で終わりではなく後期も続きます。正確には、今日で終わるわけではありません。では、終業式というのは、一体どんな日なのでしょうか。今日はそのことについて、私が今考えていることをお話します。
そもそも、1年間、365日の中で「式」の日というのは、あまりありません。1年間で何日あるのか、一緒に数えてみましょう。4月の前期始業式、入学式。5月の開校記念式。10月の前期終業式、後期始業式、3月の修了式、卒業式、つまり2+1+2+2=7、年7日だけです。ただ、小学校の入学式と卒業式は人生で一回しかありませんから7-2=5、年に5日だけと言えます。このように、終業式の日というのは、とてもレアな日です。私は、「終業式とは誕生日のようなものではないか」と思ったところです。誕生日には、自分が生まれて、今まで生きてきたことを思い出したり、来年はどんなことをしているのかなあなどと、これからのことを思ったりしますね。今日は、この式の後に、弦楽部と合唱部の皆さんの発表があります。音楽というのは不思議な力があります。演奏したり、聴いたりしているといろいろと思い出したりするものです。今日は、音楽の力をかりて、この4~10月(前期)にあった楽しかったこと、悲しかった・悔しかったことなど、心が動いたことをいろいろ思い出しましょう。思い出すことが、即ち、これからの自分の姿を思い描くことになると思います。また、どんなことを思ったかを、ぜひクラスの仲間や先生、そしてお家の人から聴いてもらえたらよいなあと思います。だれかに聴いてもらえることで、これからの自分に向かう力が湧いてくるものです。そうやって今日の終業式という日が、みなさんにとって節目の日になるとよいなと思います。
それでは、この式の後の演奏にみんなで、じっくり耳を傾けましょう。以上でお話を終わります。
令和7年10月22日 山形大学附属小学校 校長 早坂 和重


