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校長室だより

平成28年度 公開研究会
全体会校長あいさつ

平成28年6月16日 校長 日伸哉

本日は、ご多用の中、県内外から多くの皆様にご参会いただきまして、誠にありがとうございます。遠くは、千葉県、埼玉県、そして石川県や香川県からもご参会いただきました。二日間で延べ600名を超えます。本当に有り難いことだと思います。また、春の公開は、校舎の耐震工事等がございまして、3年ぶりとなりましたが、引き続き、早稲田大学の藤井千春先生、共同研究者で山形大学地域教育文化学部長の出口毅先生、そして江間史明先生にお越しいただいております。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

研究の概要については、この後、研究部長から説明がありますが、今年度は、昨年秋に提案いたしました「問題解決で大切にした3つの姿勢」をベースに、各教科・領域、総合的な学習の時間における特有の「育てていきたい能力」を掲げ、その育成方法について提案いたします。「能力」(言い換えれば「コンピテンシー」と言うことになるのでしょうか)それらは、なかなか見えにくいものです。見えにくいものを見るために、藤井先生にご指導賜りました「洞察」を大切にして授業づくりに取り組んで参りました。今後の話し合いやご講演の中で、屈託のないご意見、そして、御指導をいただければと存じます。

それでは、充実した二日間となりますようお願い申し上げ、あいさつといたします。どうぞ、よろしくお願いいたします。

藤井千春先生ご講演の御礼

平成28年6月16日 校長 日伸哉

藤井先生、ありがとうございました。

いつも温かく実践を見守っていただき、また、それぞれの教員の持ち味を洞察いただき、価値づけてくださいましたことに、心から御礼申し上げます。また、藤井先生には、14年の長きに渡りご指導を賜り、大きな励ましと前に進む勇気を与えていただきましたことに、改めて、心から感謝申し上げます。

「洞察」することの大切さ、望まれる教育のあり方として、しっかりと「子ども理解をすること」が何より大切であることを、改めて強くご示唆くださいました。そして、問題解決の中で育てていきたい能力として、「探究力・コミュニケーション能力・反省力」の3つをご教示いただきました。また、その方策のヒント(探究力では「わからなくさせる」、コミュニケーション能力では「聴く力を育てる」「みんなで考えを発展させていく」、反省力では「自分の変化にも気づかせる振り返りが必要」)まで教えていただき、明日からの実践の視点が広がった思いです。さらに、「聴くことは、一緒に考えて助けてあげること」「徹底的に話し合うことで他者理解を生むこと」という能動的な対話の重要性を説いていただきました。

今後は、14年間にわたりご指導いただき実践してきた沢山のことを本などに整理すると共に、今を生きる仲間とともに次への一歩を踏み出して参りたいと思います。本日は、本当にありがとうございました。会場の皆様、今一度、藤井先生に盛大な拍手をお願いいたします。

明日も12コマの授業を提案いたします。本日ご指導いただきましたことを活かしながら取り組んで参ります。昨日もよろしくお願い申し上げますと共に、本日ご参会いただきました先生方、そして、コメンテーターの先生方に併せて感謝申し上げ、御礼の言葉といたします。本日は、誠にありがとうございました。

森田智幸先生ご講演の御礼

平成28年6月17日 校長 日伸哉

森田先生、ありがとうございました。あっという間の1時間半でありました。

まずもって、私たちの実践を価値づけてくださり、私たちに大きな励ましと勇気を与えてくださいましたことに、心から感謝申し上げます。

「授業の事実から、何をどう学ぶのか」

その解は、私たち一人ひとりの1時間半の学びの中にあります。子どもたちの仕草や表情から、また、教師の言動から待ちの姿勢や出番のタイミングまで、動画や写真をもとにご提示いただき、価値づけしてくださいました。見えないところをしっかり見てゆける教師にならなければならない、学び続ける子どもを育てるには、学び続ける教師でなければならない、そういう信念をもつこと。そういうメッセージをいただきました。

本日のお話の中で、確信したことがあります。それは、「子どもたちには、見えないけれど、今は発揮されていないけれど、元々能力が備わっている」、言い換えれば「潜在的な能力を持っている」と言うことです。それを引き出す状況を創ろうと、私たちが洞察を重ねながら労してきたことが報われた思いです。

これからも、子どもたちの秘めた潜在的な能力を、教科や領域、総合の窓から引き出し、子どもたち一人ひとりの「感じ方・考え方・行い方」の違いを大切にしながら、教育実践研究を続けて参りたいと思います。これからの授業づくりへの大きなご示唆いただきましたことに心から感謝申し上げます。来年度も引き続きご指導を賜りたいと存じます。

会場の皆様、今一度、森田先生に盛大な拍手をお願いいたします。

来年度も、6月に公開研究会を行います。また、本年11月には、県内の小中学校で教鞭を執る教育研究実践者においでいただき、教科・領域、総合の協議会にて探究して参ります。それでは、ご参会いただきました皆様方、そして、コメンテーターの先生方にも併せて心から感謝申し上げ、御礼の言葉といたします。二日間、誠にありがとうございました。

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