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プログラムの概要
「山形大学日本語教員養成プログラム」は文部科学省の示す「必須の教育内容(コアカリキュラム )50項目」に対応しており、●養成課程と●実践研修(教育実習)から成っています。プログラム受講者は、原則として養成課程と実践研修を一体的に履修します。
プログラムの目的と理念
このプログラムでは、外国人に対して質の保証された日本語教育を行うことのできる教員を輩出すること、その教育実践によって外国人が自立した言語使用者となり地域社会の発展に貢献できるようになること、さらには、その働きかけによって日本人が外国人理解の重要性と対話の必要性を認め実践するようになることを目指します。その先にある共生社会、すなわち「安全に安心に暮らせる社会」「多様性に富んだ活力ある社会」「個人の尊厳と人権を尊重した社会」の実現に資することを本プログラムの理念としています。
養成課程
履修科目は、基盤共通教育科目(学士課程基盤教育院開講)と、人文社会科学部および地域教育文化学部で開講される学部専門科目から構成されています。下記科目から、必修9科目17単位、選択必修科目4科目8単位を修得します。
科目区分 | 科目名 | 開講 単位 |
必要 単位 |
開講学部等 | |
必修 | 日本語教育学概論 | 2 | 2 | 人文社会科学部 | |
日本語教育学演習 | 2 | 2 | 人文社会科学部 | ||
実践!多文化コミュニケーション | 2 | 2 | 基盤共通教育 | ||
外国語としての日本語 | 2 | 2 | 基盤共通教育 | ||
日本語教育学基礎演習1 | 2 | 2 | 人文社会科学部 | ||
日本語教育学基礎演習2 | 2 | 2 | 人文社会科学部 | ||
日本語教育学特殊講義1 | 2 | 2 | 人文社会科学部 | ||
日本語教育学特殊講義2 | 2 | 2 | 人文社会科学部 | ||
*日本語授業見学(2年次以上に履修) | 1 | 1 | 基盤共通教育 | ||
選択必修
|
A群 (1科目選択) |
言語学演習2 |
2 |
2 | 人文社会科学部 |
日本語文法概論 | 2 | 人文社会科学部 | |||
日本語学概論 | 2 | 人文社会科学部 | |||
国語学概論Ⅰ | 2 | 地域教育文化学部 | |||
ことばの仕組み | 2 | 基盤共通教育 | |||
B群 |
第二言語習得論概論 | 2 | 2 | 地域教育文化学部 | |
日英対照言語学入門 | 2 | 基盤共通教育 | |||
C群 (2科目) |
地域政策論2 | 2 | 4 | 人文社会科学部 | |
移民社会における多文化共生 | 2 | 基盤共通教育 | |||
人間と共生とグローバリズム | 2 | 基盤共通教育 | |||
日本人とは何かー山形を例に | 2 | 基盤共通教育 | |||
地域の外国人支援を考える | 2 | 基盤共通教育 | |||
多文化共生論 | 2 | 人文社会科学部 | |||
養成課程修了要件単位数 | 25 |
実践研修(教育実習)
・実践研修では、留学生を対象に開講されている日本語コースの授業と連携して、授業見学、模擬授業、教壇実習を行います。なお、実践研修を受けるためには、養成課程の全必修科目17単位と選択科目C群から2科目4単位(計21単位)を履修し、必須となる教育内容37項目を修得しておくことが必要条件となります。
科目区分 | 科目名 | 開講 単位 |
必要 単位 |
開講学部等 |
必修 | 課題演習(日本語教育) | 2 | 2 | 人文社会科学部 |
実践研修修了要件単位数 | 2 |
修了審査
養成課程及び実践研修の修了要件単位を満たした者に対して、最終修了審査を行い、合格した者に対して修了証書を交付します。(卒業時)