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産学官でベニちゃんバスの課題抽出!学生が運行状況を解析(11/7)

掲載日:2018.11.07

 山形市の循環コミュニティバス「ベニちゃんバス」の利便性向上に向けて、山形市や民間企業数社と本学理学部が連携し、運行状況の解析を行いました。本日7日(水)には、山形市役所で運行調査に基づく政策提言発表会が開催され、解析を担当した学生が分析結果を報告しました。

 調査・解析を行ったのは、山形市、あいおいニッセイ同和損害保険、山交バス、NTTドコモと本学理学部。車の傾きや加速を測定する端末やGPS情報を記録するスマートフォンなど各機関提供の機器を「ベニちゃんバス」に設置し、平成30年3月の1か月間にわたってバス停への到着・出発時間などの運行情報を収集しました。

 集まったデータは、データサイエンスを扱う脇克志教授(理学部担当)の研究室の学生が、卒業研究として解析を実施。市民に愛されるバスの条件の一つとして、「遅れないこと」に着目し分析を進めた中野柊さんと吉田蓮さん(理学部4年)は、遅れが生じやすい区間を報告したほか、雪などの天候状況とバスの運行の相関に関する分析についても必要性を指摘しました。

 発表会に出席した山形市の佐藤市長は「学生さんの発表をとても楽しみにしていた。実態があってこその政策で、今日の報告をこれからの公共交通の充実に役立てたい」と、今後について語りました。

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