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令和2年度学長特別講演会を開催(1/18)

掲載日:2021.01.21

 1月18日、鈴木典比古氏(公立大学法人国際教養大学 理事長・学長)を講師に迎え、教職員のグローバル対応力の向上を目的とした学長特別講演会を開催しました。
 今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からオンライン開催となり、約120名の教職員が参加しました。

 鈴木氏は、ワシントン州立大学、イリノイ州立大学の助教授を歴任された後、1986年から国際基督教大学の准教授に着任。教授、学務副学長を歴任され、2004年から2012年まで国際基督教大学の学長に就任。2013年から、公立大学法人国際教養大学の理事長・学長に就任し、中央教育審議会大学分科委員なども歴任されています。

講師の鈴木氏(左)と玉手学長(右)の画像
講師の鈴木氏(左)と玉手学長(右)

 新型コロナウイルス感染症の影響により、本学のみならず全国の高等教育機関で、コロナ禍におけるグローバル教育のあり方について試行錯誤しています。こうした状況の中、グローバル教育をどのように推進していくべきかについて、国際教養大学の事例を交えながらお話いただきました。講演会で鈴木氏は、これまでとこれからの大学教育の違いに触れ、「授業は教員と学生の“共創物”であり、知識を伝授するだけの一方的な授業ではなく、学生をエンカレッジして積極的に授業に参加させることが大事。教員のクラス・マネジメント力が試されている」と教員のスキル向上の観点から自身の考えを述べられました。

 講演後の質疑応答では、多くの日本人学生が苦手とするディベート力について質問が挙がり、「学生は様々なバックグラウンドをもつ。学生には、自分が強みとするものを自信を持って前面に出そうと伝えている」と語った鈴木氏。ウィズコロナ時代における大学教育のあり方や大学の役割を再認識するきっかけとなる貴重な時間となりました。

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