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歌人小島ゆかりさん公開授業・講演会を開催しました(6/26)

掲載日:2021.06.28

歌人小島ゆかりさんの画像
歌人小島ゆかりさん

 6月26日、小白川キャンパスにおいて、歌人の小島ゆかりさんによる公開授業・講演会が行われました。今年度は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、対面聴講を本学の学生に限定し、ライブ配信されました。会場となった教室では、学生約40名が受講しました。
 「短歌を作る楽しみ、読む楽しみ」をテーマに、「声」の題と自由題で学生達が事前に提出した40首の作品を小島さんが添削、解説する形で進められました。小島さんは、歌から読み取れる情景や読み手の心情などを解説しながら、語順やリズム、言葉の効果的な選び方などを丁寧に解説。中には、とても美しい古典の言葉を使った学生の作品もあり、小島さんも驚いていました。授業の最後には、「歌に詠まれたものは、人々の想いや日々をどう生きたかという心の記録。読み手の喜びや感動を想像して、ぜひ恐れずに歌を詠んでほしい」と短歌の魅力とともにエールを送りました。

 この授業は、多くの若者に短歌に触れ、その魅力を知ってもらおうと、山形大学と山形新聞社との連携協定に基づき「U-39やましん紙上歌会 公開授業・講演会」として実施したものです。冒頭、主催者あいさつで山形新聞社の青塚晃常務取締役編集局長は、「コロナ禍のこういう時にこそ日々を見つめ、感じたことを短歌で表現してほしい」とあいさつ。担当した藤田洋治教授(個別契約任期付)は、「言葉で遊び、表現の面白さを味わってほしい」と話しました。

山形新聞社常務取締役編集局長  青塚 晃一氏の画像
山形新聞社常務取締役編集局長  青塚 晃一氏

藤田洋治教授の画像
藤田洋治教授

熱心に耳を傾ける参加者たちの画像
熱心に耳を傾ける参加者たち

歌人小島ゆかりさんプロフィール

1956年愛知県生まれ。早稲田大学在学中に短歌に出会い、コスモス短歌会に入会、宮柊二に師事した。現在、歌誌「コスモス」の選者・編集委員、全国高校生短歌大会(短歌甲子園)特別審査員。元NHK短歌選者。主な歌集は「馬上」「泥と青葉」「純白光 短歌日記2012」「憂春」など。若山牧水賞、日本一行詩大賞、斎藤茂吉短歌文学賞、2016年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2017年秋の褒章で紫綬褒章を受章した。

U-39やましん紙上歌会では短歌を募集しています

39歳以下の方を対象に短歌を募集しています。
詳しくは、山形新聞社のホームページをご覧ください。

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