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やまがた社会共創プラットフォーム協議会を開催しました(10/13)

掲載日:2022.10.13

 2022年10月13日、ホテルメトロポリタン山形において、やまがた社会共創プラットフォームの第1回協議会を開催しました。

 やまがた社会共創プラットフォームは、地域が抱える課題を共有し、その解決に向けて関係諸団体が恒常的に議論する場として、本学が事務局として運営を行う地域連携プラットフォームであり、山形県内の13の高等教育機関、山形県と35の市町村、県内の10の主要関係団体が加盟している、全国屈指の規模を誇る地域連携プラットフォームとなっています。

 協議会では、はじめに本プラットフォームの会長である、本学の玉手学長より挨拶があり、地域人材育成と新たな地域価値の創出という目標に向けて、持続性が高い事業にすること、また、この取組を通じて、加盟機関で活躍している皆様の交流が深まり、共通課題に取り組む組織を超えたネットワーク形成が進むことを期待している旨の決意が述べられました。

 次いで、文部科学省の柿澤雄二氏(文部科学省高等教育局高等教育企画課高等教育政策室長)から、ご挨拶を頂戴した後、本学の大森副学長(社会共創担当)より、本プラットフォームの事業説明が行われました。

 次いで、広井良典氏(京都大学人と社会の未来研究院教授)を講師に迎え、講演を行いました。「人口減少・成熟社会のデザイン」と題した講演では、基本的な視点として若者世代のローカル志向や学生の傾向、首都圏における急速な高齢化と地方圏の人口推移の現状について述べられた後、日立京大ラボとの共同研究である、AIを活用した日本の未来に向けた政策提言について紹介されました。
 また、分散型社会におけるまちづくりのテーマでは、海外の事例を交えながら、日本の地方都市の現状が示され、高齢化をチャンスととらえて”コミュニティ空間という視点を重視した、歩行者中心の街”を実現するべきとの考えが述べられ、講演を通じて、地域社会が抱えている課題を共有し、幅広い視点からの地域活性化に向けた連携のあり方をプラットフォームの加盟機関が一緒になって考える大変貴重な時間となりました。

 当日は、全加盟機関やアドバイザリーボードなどから、オンライン参加を含めて70名を超える参加があり、盛会のうちに終了しました。

 今後も、やまがた社会共創プラットフォーム協議会の取組が、高等教育機関を核とした地域連携・地方創生に向けた原動力となりうるよう、全力で取り組んで参ります。

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