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歌人小島ゆかりさん公開授業・講演会を開催しました(6/29)

掲載日:2024.07.01

歌人小島ゆかりさんの画像
歌人小島ゆかりさん

 6月29日、小白川キャンパスにおいて、歌人の小島ゆかりさんによる公開授業・講演会が行われました。公開授業・講演会は山形新聞社と山形大学が主催。今年度は対面での開催で、ライブ配信も行われました。会場となった教室には、学生や県内外の方々を含む約50名が受講しました。

 「短歌を作る楽しみ、読む楽しみ」をテーマに、「青」の題と自由題で学生達が事前に提出した30首の作品を小島さんが添削、解説する形で進められました。小島さんは、余情を生み出す言葉や助詞の効果的な使い方、リズムよく詠むポイントなどを紹介しました。「学生の皆さんの作品を添削する形で進めるが、作品はそれぞれのもの。それぞれの感性があってよい。」と語りました。

 本公開授業・講演会は、多くの若者に短歌に触れ、その魅力を知ってもらおうと、山形大学と山形新聞社との連携協定に基づき「U-39やましん紙上歌会 公開授業・講演会」として実施したものです。講演に先立ち、山形新聞社の田中大編集局報道部長が「言葉は文化の基盤。短歌の魅力とともに、言葉のすばらしさ、探求心をかきたててほしい。」、菊田尚人講師(地域教育文化学部担当)が、「一つの短歌について語り合うことは、皆さんとともに作品を創り上げる、いわば創作のコミュニティとも言えると思う。この創作のコミュニティは生涯にわたって創作し続ける原動力になると思う。」とそれぞれあいさつしました。

(右)山形新聞社 田中 大 編集局報道部長の画像
(右)山形新聞社 田中 大 編集局報道部長

(左)菊田尚人講師(地域教育文化学部担当)の画像
(左)菊田尚人講師(地域教育文化学部担当)

会場の様子の画像
会場の様子

歌人小島ゆかりさんプロフィール

1956年愛知県生まれ。早稲田大学在学中に短歌に出会い、コスモス短歌会に入会、宮柊二に師事した。現在、歌誌「コスモス」の選者・編集委員、全国高校生短歌大会(短歌甲子園)特別審査員。元NHK短歌選者。主な歌集は「馬上」「泥と青葉」「純白光 短歌日記2012」「憂春」など。若山牧水賞、日本一行詩大賞、斎藤茂吉短歌文学賞、2016年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2017年秋の褒章で紫綬褒章を受章した。

U-39やましん紙上歌会では短歌を募集しています

39歳以下の方を対象に短歌を募集しています。
詳しくは、山形新聞社のホームページをご覧ください。

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