ホーム > 新着情報:イベント報告 > 2024年12月 > 【イベント報告】エクステンションぷらすスピンオフ企画「『源氏物語』とお香〜練香づくりワークショップ」(12/7)
掲載日:2024.12.11
12/7(土)、淡雪降る中でエクステンションぷらすスピンオフ企画「『源氏物語』とお香〜練香づくりワークショップ」を開催しました(主催 山形大学エクステンションサービス推進本部)。講師に、森木三穂氏(鶴岡工業高等専門学校創造工学科 基盤教育グループ 講師)をお迎えして、日本における香り、聞香の歴史や、『源氏物語』に出てくる薫物合わせの場面についてお話しいただきました。
平安時代、「薫物(たきもの)」という移り香を楽しむ文化がありました。そこで作られたのが「練香(ねりこう)」です。基本的な調合方法をもとにしながら、自分のオリジナルの薫りを作っていた平安貴族。その文化に思いを馳せながら、受講者のみなさん13名とともに、練香を作りました。沈香・丁子や麝香(じゃこう)などを使い、それに炭粉を混ぜながら、蜂蜜で練り丸めて作りましたが、今回は「六種の薫物(むくさのたきもの)」のうち、四種を作りました。
受講者のみなさんからは、『源氏物語』に興味がありその頃の文化に興味があった、お香について平安時代の人たちの楽しみを感じることができた、などのご感想をいただきました。同じ調合でも少しの匙加減で香りが異なり、受講者のみなさんそれぞれオリジナルの練香が出来上がっていました。
山形大学エクステンションサービス推進本部は、大人の学びのための講座を企画していますが、これからも歴史や文化に触れる講座を開催していきたいと思います。
山形大学エクステンションサービス推進本部ホームページ https://yex.kj.yamagata-u.ac.jp