掲載日：2021.06.22

　山形大学では、新型コロナウイルスの感染防止のために、大学の様々な活動に関する指針（活動指針）を設けて、皆さんにその実行のご協力をお願いしています。活動指針は、状況に応じてよりわかりやすいものにするために、これまでも改訂を行ってきましたが、6月23日から適用する第6版では、新たに「1.5」というレベルを設けることになりました。

　レベル「1.5」の各項目のうち、皆さんの関心が特に高い課外活動について、これまでレベル２で認めていた接触を伴わない屋外の活動のほか、体育館や広い集会室等で換気ができ十分な距離を保つことができる屋内の活動も可能としました。

　この改訂にあたって、皆さんに改めてご理解いただきたいことは、課外活動は学生生活の中でも感染するリスクが高まる場面が多いということです。課外活動では、３密になりがちな狭い部屋での活動、運動時のマスクの脱着や身体的接触、発声による飛沫など、授業や実習と異なる多くの感染リスクがあります。

　本学には多種多様な課外活動のサークルがあります。どのような感染リスクがあるかは、課外活動の内容によって異なることもあるでしょう。この機会にもう一度、皆さんが行っているサークル活動においてどんな感染症リスクが潜んでいるかを、サークル内で話し合ってください。また、どうしたらそのリスクを防げるかも考えてみてください。安全で安心できるキャンパスライフを続けるために、サークル単位はもちろん、一人ひとりが感染リスクを認識し、何をすればよいのかを考えて行動することをお願いします。

　大学では、授業や研究だけでなく、課外活動が学生生活において重要な位置にあります。それは、課外活動が心身の育成や技術の向上だけではなく、同級生、先輩後輩との縦横の人のつながりやコミュニティを作ること、そして、人として成長する機会を与えてくれるからです。コロナ禍のもとでも課外活動を続けるために、引き続き皆さまのご協力をお願いします。

　学生支援を担当する副学長として、皆さんが充実した学生生活を送れるようにサポートするのが私の役目です。キャンパスライフをより良いものにするために、学生の皆さんからもご意見をいただきながら、これからも様々な取組を行っていきます。ワクチン接種の話も少しずつ進んできたので、もう少し私たちと一緒に頑張りましょう。

 2021年6月22日　　理事・副学長　矢作　清

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