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「山形大学を去るに当たってー海外とのつながり」   倉本 憲幸

掲載日:2016.03.02

 出身地の岩国市には米沢で起業して移った帝人の主要工場がありますが、私は岩国高校から名古屋工大を経て東京工大で学位を取得し米沢に赴任しました。帝人が岩国に移ったとは逆の動き方をしています。山形大学では海外での研究を含めて自由な研究環境で大学を過ごさせて頂きました。特にスイス連邦工科大学のGratzel教授とグルノーブル大学のGenies教授の研究室に研究留学して得た経験と知識は、私の導電性高分子の研究に大きく生きました。また中国科学院化学研究所の江英彦教授の招きで、姉妹校協定を結んで博士国費留学生を受け入れました。博士取得後、蘇君と袁君は中国に帰国して華南理工大学と中国地質大学の教授として活躍しています。その後、マレーシア工科大学のRamli教授に招待され共同研究を行いました。その縁でLee君とPhangさんが学位を取得しました。PhangさんはChongさん(神戸研で博士取得)と結婚し、マラヤ大学を経て現在TARC大学において専任講師として活躍しています。導電性高分子を中心に広範囲に研究を行っており将来が楽しみな研究者です。写真は昨年の国際学会(4FAPS-IPC2015)後にTARC大学で講演後、学生さん達(写真1)と先生方(写真2)と一緒に撮った写真です。共に山形大学で学位取得のPhangさんChongさん家族とは、マレーシア日本国際工科院(MJIIT)の北嶋先生(元応用生命工学科教授)ご夫妻も交えての付き合いになっています。
 最後に、上記の海外の皆様方を含め、これまでの研究を支えて貰った学生さん達と山形大学に感謝致します。

(写真1)Phangさん、学生たちとの画像
(写真1)Phangさん、学生たちと

(写真2)先生方と の画像
(写真2)先生方と

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