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山形大学を去るにあたって   須賀 一好

掲載日:2016.03.02

早春の小白川キャンパスから の画像
早春の小白川キャンパスから

 桜の季節からの一年間が終わりに近づき、学生たちと過ごした日々が余韻として残るなかで新たな日々に思いを巡らすころ、小白川キャンパスからは、山々が早春の青空を背景にして明るく白く輝いて見えます。それは、私にとっては、山形大学での日々をまるごと凝縮して感じさせる風景です。
 昭和61年の秋に、国語学担当の教員として、静岡女子大学から山形大学教育学部に赴任してきました。それ以来、ここでの仕事や生活がいつまでも続くかのように過ごしてきましたが、いよいよ去るときが訪れました。これまで、さまざまな経験をさせていただきました。たくさんの学生や先生方や職員の方々のおかげです。有り難うございました。
 私の指導した学生たちは、いま、幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校、高校、大学の教師となり、教育以外の分野でも、それぞれの道を歩み、活躍してくれています。彼ら彼女らの人生に、幸多きことを祈ります。
 最後に、英語学の先生たちと、言語の違い、学部や大学の違いを超えて、私の研究課題の一つである「動詞の自他」について議論し、研究を進めた時期のあったことも山形大学での懐かしい思い出であることを記して、お別れの挨拶とします。

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