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山形大学を去るにあたって   渡邊 洋一

掲載日:2016.03.02

 昭和63年に着任して28年間お世話になりました。地方の単科工業大学から移動してきましたので、心理学の専門的教育ができることが嬉しくてたまりませんでした。
 専門的教育といっても、「こころの専門家」を志す人には大学院で修行してもらうとして、基本的にできるだけ科学的に自分を知り他人を理解する考え方を身につけてもらうことが目的でした。出身大学では研究者養成の色彩が濃かったのですが、心理学的な考え方をきちんと理解した人々がいろいろな場所でいろいろな立場で生き生きと活躍するというのが夢でした。
 学生さんたちのおかげで私の夢はかないました。人文学部で心理学として卒業論文を提出した学生さんは28年間で379人にのぼります。今年度の卒業予定は19人ですが、最後の年まで卒論のための実験や調査について相談しながら学生さんと楽しく過ごすことができたのは何よりの喜びです。みなさんに感謝します。ありがとうございました。

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毎年恒例の研究室夏合宿 (鮭川村エコパークにて)

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