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「臨床研究に関する倫理指針」に対する重大な不適合に関する調査報告及び再発防止策について

掲載日:2020.03.16

 山形大学では、元本学教員が平成24年から平成27年まで行っていた研究において、国の倫理指針に定めるインフォームド・コンセントの手続きを行わずに、複数の学生等から採血を行ったという指摘を受け、大学に調査委員会を設置し、当該元教員及び工学部倫理委員会について、国の倫理指針に適合しているかどうかを専門的な見地から検証し、必要な対策について検討してきました。
 この度、全ての調査が終了し、当該元教員の研究並びに工学部倫理委員会の対応について、「臨床研究に関する倫理指針」に対する重大な不適合があったことが確認されましたので、その調査報告書及び再発防止策について公表いたします。

 被験者を含む関係者の皆さま方にご迷惑、ご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
 このような事案が発生したことを厳粛に受け止め、人を対象とする医学系研究を実施する大学として、全ての教員が高い倫理観を保持し、法令を遵守することを徹底してまいります。
 なお、本事案が発生しました工学部以外の、医学部及び地域教育文化学部においては、国の倫理指針に準じた実施体制を整備し、適切に実施していました。しかし、本事案により本学に関係する皆様の信頼を大きく裏切ったことを深く反省し、いずれの学部においても適切に人を対象とする医学系研究が実施される体制を新たに整備し、確実に実施してまいります。

    令和2年3月16日
山形大学長 小 山 清 人

  • 調査報告書及び再発防止策について詳細はこちらをご覧ください。
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