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地域の皆様へ(東北芸術工科大学・東北文教大学との共同メッセージ)

掲載日:2020.04.16

前文(山形大学・東北芸術工科大学・東北文教大学の共通メッセージ)

 新型コロナウイルス感染症の流行を受け、感染拡大防止に向けて各大学がどう対応するかが、社会的な関心を集めています。安全と健康を第一に掲げながらも、大学の社会的使命である教育、研究、地域貢献活動を続けるには、何よりも地域の皆様からのご支援が欠かせません。

 この状況をふまえ、山形市に本部を置く山形大学、東北芸術工科大学、東北文教大学の3大学が共同で、大学教育へのより一層のご理解について、地域の皆様へメッセージを発信させていただくことといたしました。

■ 私たちは、人々の健康を守ることを最優先に考え、大学の使命を果たします。
 
学生・教職員はもとより、地域に暮らすあらゆる皆様の健康と、安全で安心した生活を確保するために、地域に根ざす高等教育機関として、最大限の努力を続けていきます。

■ 私たちは、いかなる場合でも、未来を担う学生への教育を継続します。
 学生は未来の地域を支える、大切な存在です。どのような状況下でも、知恵を絞り、あらゆる手段で、熱意ある学生たちへ修学機会を提供し続けます。

山形大学からのお願いと決意

 日頃から、山形大学の教育・研究活動へのご理解、学生へのご支援を賜り、感謝申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、私たちが暮らす山形県もまた、大きな動揺と不安に包まれておりますが、山形大学では、あらゆる人の健康を守ることを最優先に考えながら、大学の社会的使命である、教育・研究・社会連携を絶やしてはならないと考えています。

 本来であればこの4月は、希望と期待に胸を膨らませた新入生と在学生がキャンパスに集い、1年で最も活気に溢れた季節を迎えているところでしたが、感染症の拡大防止を何よりも重視し、入学式中止という苦渋の判断をしました。この前期期間の授業も、原則としてオンラインで行うことを先日決断し、リスクとなる3つの密を避けながら、教育を続けるための努力を、全教職員が続けております。

 県内外から進学してきた学生たちには、国や県の指針に従って不要不急の外出や往来を避け、自宅で大学生としての学びに向き合うよう、指示やケアを継続しております。具体的には、課外活動の自粛、クラスターとなりうる場所を避ける行動、体調に不安がある場合の14日間の自宅待機など、様々な対策を講じ、感染拡大の抑制に努めております。

 言うまでもなく、学生は私たちの社会の未来を担う大切な人材です。若者たちの行動に社会から厳しい目が向けられる状況に大学としても正面から向き合い、社会の構成員の一人であるという強い自覚を、今一度、学生一人ひとりに促して参る所存です。

 今は先が見えないこのパンデミックも必ず収束し、今までの落ち着いた暮らしを取り戻す日がやってくると信じています。危機に直面した際にどう行動するか、学生たちに人間としての成長を呼び掛けるとともに、教職員一同、地域社会の皆様と共に学生を守り育て、この危機を乗り越えて参ります。

 この非常な状況においても、どうか引き続き山形大学へのご理解とご支援を賜りますよう、あらためてお願いを申し上げます。

  • 3大学のメッセージ全文は、こちらをご覧ください
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