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タイピングスキルを活かし聴覚障がい学生支援へ「パソコンノートテイカー養成講座」を開催しました

掲載日:2021.03.03

 聴覚障がい学生への支援技術の養成を目的としたオンライン講座が2月22日・24日、山形大学障がい学生支援センター(山形市小白川キャンパス)の主催で開催され、障がい学生支援に興味のある学生17名が参加し、支援技術の基礎知識を学びました。

 講座は本学障がい学生支援センターが企画。障がい学生支援センターでは、修学上の支援を必要としている障がい学生に対し、希望に応じた支援を提供するために支援スタッフ(YUハートサポーター)を養成しており、今回の講座では、パソコンノートテイカーの養成を目的に、聴覚障がいの理解、情報保障支援の講義・実技、手話講座などを2日間にわたり行いました。

 2日目の講座では、当事者視点を重視するため、聴覚障がいのある講師をお招きして講座が行われました。講師をつとめた中村祥子さんは、自身の体験を交え、ろう者の世界の感じ方や生活を紹介。支援活動に対して「“支援をする”ことはとてもハードルが高いこと。一方で“支援を受ける”ことは、実はそれ以上にハードルが高い。支援活動をしていることを皆さんにアピールしてもらうことで、“支援を受ける自分”を認められるようになる」とお話されました。 

 そのほか、パソコンノートテイク技術の講義、ウェブベース遠隔文字通訳システム「captiOnline(キャプションライン)」の実技練習、手話の実技練習が行われ、参加した学生からは「聞こえにくい世界について知ることができ、自分の価値観を広げることができました」「有海先生や中村先生のお話を聞いて、情報保障支援の必要性や大切さを学びました。聴覚障がい者の情報保障支援活動を積極的にしていきたいです。」といった感想が寄せられました。

オンラインで講義する有海順子准教授(障がい学生支援センター)の画像
オンラインで講義する有海順子准教授(障がい学生支援センター)

ろう講師の中村祥子さんの画像
ろう講師の中村祥子さん

パソコンノートテイク講義の様子の画像
パソコンノートテイク講義の様子

手話講座の様子の画像
手話講座の様子

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