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「草木塔の心・説明碑」建碑式を開催(11/5)

掲載日:2021.11.06

 11月5日、小白川キャンパスにおいて、「草木塔の心・説明碑」の建立を記念する建碑式を開催しました。式典には、玉手英利学長、清塚邦彦小白川キャンパス長をはじめ、来賓、学生、関係教職員ら約20名が出席しました。

 はじめに、本学の林田光祐副学長(SDGs特命担当)から開式の言葉が述べられた後、説明碑建立プロジェクトの発起人代表である、仙道富士郎名誉教授(元山形大学学長)と玉手学長による除幕が執り行われました。 

 続いて、仙道名誉教授、本碑説明文及びデザインを担当された阿子島功名誉教授(元山形大学人文学部長)ならびに本碑の材料・構造をはじめ施工にあたられた吉田朝夫様(石の浄有限会社取締役)より挨拶があり、「改めて、碑に刻まれた文字を見て感激している。SDGsの大きな流れの中で、説明碑の建立は小さいことかもしれないが、これが礎となり多くの学生達に関心を持っていただきたい」(仙道名誉教授)、「説明碑の上部は蔵王スカイラインをイメージしたもの。山形駅から東側を見た風景を角度まで計算してデザインしているので楽しんで見てほしい」(阿子島名誉教授)、「草木塔の精神は山形の資源。教育の場に設置された本碑がそのシンボルになることを願っている」(吉田氏)、と“元祖 SDGs”の心の今後の発信に期待が寄せられました。

 山形大学を代表し、玉手学長から「説明碑の建立にあたり、多くの皆様からのご芳志をいただき、設置に尽力された皆様に深く感謝申し上げたい。この建立を新たな出発点として、本学の学生、教職員をはじめ、広く地域の皆様に草木塔の心の理念を伝えていくとともに、これからの世代にまで引き継がれることを願っています」と謝意が述べられました。  

 草や木をも愛おしむ「草木塔の心」は、江戸時代以来の山形独自の自然観であり、2004年の国立大学法人化後に本学が掲げた理念の一つ、「自然と人間の共生」を具現化するものでもあります。
 この度の説明碑の建立は、2007(平成19)年に、小白川キャンパス人文社会科学部棟南側に建立された草木塔の碑をより広く、多くの県民の皆様に知っていただきたいとの想いから、本学の新たな寄付プログラム「「やまだい未来へつなぐプロジェクト」の第二弾「「自然と人間の共生」再興(再考)プロジェクト」への多大なるご寄付により実現したものです。
 
 本学では、本碑の建立を契機に、この山形独自の自然観である「草木塔の心」を学生・教職員で再興(再考)し、今後も広く地域の皆様へ発信してまいります。

玉手学長(左)と仙道名誉教授(右)による除幕の画像
玉手学長(左)と仙道名誉教授(右)による除幕

仙道富士郎名誉教授の画像
仙道富士郎名誉教授

阿子島功名誉教授の画像
阿子島功名誉教授

吉田朝夫氏の画像
吉田朝夫氏

説明碑(左)と草木塔の碑(右)

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