ホーム > 新着情報:お知らせ > 2025年01月 > 「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択
掲載日:2025.01.24
文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に、本学の提案が採択されました。
本事業は、地域の中核大学や研究の特定分野に強みを持つ大学が、その強みや特色のある研究力を核とした戦略的経営の下、他大学との連携等を図りつつ、研究活動の国際展開や社会実装の加速等により研究力強化を図る環境整備を支援することにより、我が国全体の研究力の発展を牽引する研究大学群の形成を推進することを目的としています。令和5年度と令和6年度に公募が行われ、全国で25大学が採択されました。
本学からは、世界と戦える研究分野として、本学の有機材料システム研究の中から「サステナブルエレクトロニクス」を核として、「地域と共創し、持続的な革新技術をもたらす研究大学~サステナブル社会の実現と南東北の地域創生に貢献~」として提案しました。その中では、特色ある研究を推進して、イノベーション創出とサステナビリティ実現のエンジンとなるべく、参画機関の東北大学、会津大学、福島大学、宮城大学と連携して本事業を推進していくこととしています。
特に、南東北の地域創生への貢献では、南東北の主要産業である「電子部品・デバイス・電子回路」業界との連携や、開発した有機センサーの利活用等を通して「食・農・環境、医療・介護」分野での地域ニーズに対応した研究成果活用を展開し、社会変革と南東北の地域創生への貢献を目指します。また、大学改革として、学術基盤の充実による研究の多様性と卓越性の向上、社会実装と新事業創出の機能強化によるイノベーションの推進と地域変革力の強化、及びグローカルに活躍する実践的人材の育成を目指します。
玉手英利学長コメント
山形大学では国立大学の法人化以降これまで、高い研究力を有する有機材料システム研究へ学内資源を集中させ、国や県市町村、民間等からのご支援を受け、研究規模と教育組織も拡張させながら推進し、多くの研究成果や研究人材を輩出してきました。この度、今後10年後の将来を見据え、サステナブルエレクトロニクスを核に世界トップレベルの研究大学に成長することを目標に、参画機関と連携して本事業の推進を通じて様々な形で、山形県、南東北の地域創生やイノベーション創出に貢献するとともに、「サステナブルエレクトロニクスを研究するなら山形大学へ」と、世界中から学生や研究者が往還する、国内外から頼りにされる大学を目指します。