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掲載日:2025.06.05
アメリカの大学に在籍する留学生の支援について
令和7年5月22日にアメリカの国土安全保障省のノーム長官は声明で,ハーバード大学の学生ビザ取得に必要な「学生・交流訪問者プログラム」の認定を取り消すと説明しました。さらに,ドナルド・トランプ政権は27日,アメリカに留学するための学生ビザの取得に必要な面接の予約受け付けを停止するよう,各国の米大使館に命じました。アメリカは日本人学生の留学先として最も多い受け入れ先となっていることから,アメリカの大学に在籍もしくは留学予定の学生から不安の声が上がっています。
本学では,アメリカの大学に在籍する留学生の支援策として,アメリカの大学に在籍する学部学生及び大学院生で,日本国籍を持つ者のうち,山形大学において学修又は研究を希望する者を,すべての学部・研究科において,科目等履修生又は研究生として受け入れることにしました。その際の入学料及び授業料等については、これを徴収しないこととします。
山形大学は,2024年度に「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択され,未来のサステナブルな社会の実現に向けて,本学の強みである有機材料システムを核に,素材・デバイス・製造プロセスの研究成果を社会実装につなげる取り組みを推進しています。とくに,印刷エレクトロニクスに関する研究は世界の最先端を走っており,J-PEAKS事業ではこの技術を「サステナブルエレクトロニクス」ヘ進化させるとともに,開発したデバイスやシステムを農業や医療介護分野等へ社会実装していきます。今回,優秀な学生および若手研究者の学びを継続するうえでも,本学が強みとする領域を中心に本学が支援できればと思っています。
山形大学は、多くの国で学問の自由が脅かされるなか、困難な状況でも学び続けようとする学生を温かく受け入れ、充実した学びの機会を提供します。
令和7年(2025年)6月5日
山形大学長 玉手英利
【支援についての問い合わせ先】
エンロールメント・マネジメント部国際交流課
E-mail: yu-rgkokusai@jm.kj.yamagata-u.ac.jp
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