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学生・教職員の皆さんへ:クラスター発生の抑止と帰省前の検査受検について

掲載日:2022.04.28

 本学ウェブサイトで公表していますように、飯田キャンパスで新型コロナウイルスによる感染者集団(クラスター)が発生しました。これは、同キャンパスのサークルが開催した新入生歓迎の飲食会を原因とするものです。

 飲食会に参加した38名の中から、現在(4月27日)まで9名の陽性者が判明し、山形市保健所からクラスターの認定がなされております。この影響は大きく、医学部の5・6年生の臨床実習を全面的に中止せざるを得ない事態になっています。

 参加者は、10名程度の3つの‘部屋’に分かれて飲食したとの認識でしたが、聞き取り調査では、独立した‘部屋’に分かれたとは認められないような環境でした。実際、3つの‘部屋’の全てから、それぞれ複数名の陽性者が出ています。‘部屋’相互間での人の交流があったか、飛沫や微粒子(エアロゾル)が‘部屋’を越えて広がったか、のどちらか(あるいは両方)があったと考えられます。

 現在猛威を振るっているオミクロン株は、感染力が極めて強いことが分かっています。必然的に飲食時はマスクを外しますが、この時の会話は多数の飛沫やエアロゾルを播き散らすことになり、感染リスクは極めて高くなります。会食に参加するメンバーの中に1人でも感染者がいれば、一つの空間で会食する全員が感染することもあり得ることを十分認識し、大人数での会食は厳に慎んで下さい。

 新入生の皆さんは、大学での学習や研究とともに、サークル活動をとても楽しみにしていたと思います。多くの皆さんは、既に意中のサークルを決めたことでしょう。そんな皆さんを先輩の皆さんは大歓迎ですので、歓迎会などを計画しているかもしれません。しかし、現在新型コロナウイルスが猛威を振るっている状況では、クラスターの発生を抑止するために、守るべきことをしっかりと守らなければなりません。

 ところで、今月(4月)1日、改正民法が施行されました。最も大きな変更は、成人年齢が18歳に引き下げられたことです。しかしながら、飲酒や喫煙はこれまでと同様20歳になってから許されることになります。蛇足と思いながらも記しておきます。

 次に帰省する皆さんへの呼びかけです。先のメッセージにも書きましたように、帰省する際は家族や友人に感染させないためにも、帰省の前に検査受検することを強く推奨します。市中に多くの無料検査所が設けられています(末尾参照)。また、大型連休中は主要な駅でも臨時の無料検査所が設けられることになっています。これらの検査所を利用し、安心感をもって帰省してください。

2022年4月28日

新型コロナウイルス感染症対策本部副本部長 理事・副学長 花輪公雄
医学部附属病院 検査部長・感染制御部長         森兼啓太
学生支援担当理事・副学長                  矢作 清

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