ホーム > 新着情報:プレスリリース > 2016年07月 > 次世代ロボットや産業用機械などの用途に適した電池開発を行う山形大学発ベンチャー企業設立

次世代ロボットや産業用機械などの用途に適した電池開発を行う山形大学発ベンチャー企業設立

掲載日:2016.07.28

 平成28年7月28日、山形大学xEV飯豊研究センターにおいて、山形大学発ベンチャー「株式会社飯豊電池研究所」の設立記者会見を行いました。会見の資料は、こちらをご覧ください。

  本学の吉武秀哉教授らは、徹底的な電気自動車のリバースエンジニアリングにより最先端の電池技術開発と市場動向を把握したうえで、リチウムイオン電池の材料開発から組み立て、性能評価、安全性試験までの一気通貫型の開発を進めており、この度設立した同研究所で、次世代ロボットや産業用機械などの用途に適した電池の開発を行うこととしています。代表取締役には、株式会社山形銀行 山形成長戦略推進室推進部長代理(兼務)の長谷川貴一氏が就任し、「会社の代表として、企業の皆さんの役に立ちたい」と抱負を述べました。

 会見に同席した小山清人学長は、「研究自体を事業内容とするベンチャーは本学でも初めて。新しいモデルが飯豊町から発信されることを期待している。」とあいさつ。後藤幸平飯豊町長は、「農村の良さと先端科学が融合する町づくりを進めており、農村にまいた新しい種が花開くよう協力していきたい。そして、本当に住民や町にとって利益につながるのか、見える化を支援し、全国にモデルを示したい。」また、株式会社山形銀行石川芳宏代表取締役専務は、「山形銀行から社長として人材を出すのは初めての試み。シリコンバレーのように、飯豊町が世界の電池バレーとなるよう、地域を育てていきたい。」と同研究所への期待を述べました。

 吉武秀哉教授は、10年単位で目標をひとつずつクリアし『電池といえば、飯豊』となるように、育てていきたいと意気込みを話しました。

あいさつをする小山学長の画像
あいさつをする小山学長

期待を述べる 後藤幸平 飯豊町町長(左)の画像
期待を述べる 後藤幸平 飯豊町町長(左)

飯塚博工学部長(左)、石川芳宏 株式会社山形銀行 代表取締役専務(中)の画像
飯塚博工学部長(左)、石川芳宏 株式会社山形銀行 代表取締役専務(中)

概要を説明する長谷川貴一 株式会社飯豊電池研究所代表取締役(左)の画像
概要を説明する長谷川貴一 株式会社飯豊電池研究所代表取締役(左)

吉武秀哉教授(左)は「電池といえば飯豊」を目指すと意気込みを話しました。の画像
吉武秀哉教授(左)は「電池といえば飯豊」を目指すと意気込みを話しました。

記者会見の様子の画像
記者会見の様子

本件問い合わせ先

山形大学米沢キャンパス事務部研究支援課(小関・庄司)

Tel.0238-29-0566

  • シェア
  • 送る

プレスリリース一覧へ