ホーム > 新着情報:プレスリリース > 2017年07月 > 株式会社やまびこと山形大学による電動農機具等を題材とした共同研究について
掲載日:2017.07.19
株式会社やまびこと山形大学は、ロボット芝刈機や電動農機具を題材とした共同研究を行います。研究の開始にあたり、電動化製品の実証試験地となる飯豊町、ビジネスマッチング等の支援を行う株式会社山形銀行と4機関合同での記者会見を7月19日、山形大学xEV飯豊研究センターで行いました。
環境保全によりエンジン稼働の排ガス規制が進み、芝刈機などの小型屋外作業機械にもバッテリーによる電動化が進められています。エンジン製品と比較した際の出力不足や稼働時間といった電動化製品が抱える課題克服に向けて、本学が保有するリチウムイオン電池の解析・開発技術を活かし、安全性と機能を兼ね備えた小型屋外作業機械用の電池開発に共同で取り組みます。
開発された電動化製品は、自然豊かな飯豊町を実証試験地として、町内の農業従事者が実際に使用することで性能評価などのモニタリングを行う予定。また、山形銀行は地域の他企業が有する技術とのマッチングを図ることでビジネス化の支援を図ります。
会見で今回の共同研究について説明した吉武教授は、「緑あふれる飯豊町でクリーンなエネルギーの開発研究に取り組んでいく。技術を持つだけでなく、求められる製品としてマーケットに供給するところまでもっていくことが重要」とコメント。産学官金の連携により、技術進展のみならず経済活性化にも期待が集まります。
▲山形大学の吉武秀哉教授
▲株式会社やまびこの前田克之取締役専務執行役員
▲飯豊町の後藤幸平町長
▲株式会社山形銀行の石川芳宏代表取締役専務
▲会場に展示されたやまびこ製品サンプル
▲会場に展示されたやまびこ製品サンプル