ホーム > 新着情報:プレスリリース > 2017年10月 > 「うなずき」が印象に与える効果を検証-好ましさと近づきやすさが4割上昇-
掲載日:2017.10.12
山形大学
北海道大学
本研究は、「うなずき動作」をしている人物を見るだけで、その印象が変わることを検証した初めての研究です。北海道大学大学院文学研究科の河原純一郎准教授は、山形大学学術研究院の大杉尚之准教授(認知心理学)と共同で、うなずき、首振り動作を操作し、人物の印象(魅力、好ましさ、近づきやすさ)を評価する実験を行いました。その結果、うなずいた場合は、好ましさと近づきやすさの評定値が首振りや静止したままの場合に比べて30~40%上昇しました。
この研究から、評価と無関係な動作でも、うなずくという動作は相手に近づきやすい印象を与え、ポジティブな評価に結びつきやすいことがわかりました。本研究の成果は、マナーやホスピタリティ教育、web上のコミュニティで用いられるアバターやヒューマノイドロボットの評価などに役立つと考えられます。なお、本研究は文部科学省科学研究費補助金の助成を受けて行われました。
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