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山形銀行と企業主導型保育所の設置・運営に関する連携協定を締結(11/8)

掲載日:2017.11.08

山形大学と山形銀行は、「仕事と子育ての両立」を支援するため、山形大学小白川キャンパス内に企業主導型事業所内保育所「つぼみ」を連携して開設します。国の企業主導型保育事業(整備費)の助成が決定しており、年度内に着工する予定です。

連携協定までの経緯

山形銀行(長谷川吉茂頭取)では、平成17年の「仕事と育児の両立支援宣言」以来、育児支援の取組を進めてきました。その後、社内に「ワークライフバランス推進室」を設置し、働く女性の両立支援に力を入れています。その結果、平成27年4月、最高クラスの「子育てサポート企業」であるとして、当時全国で初めて「プラチナくるみん」に認定されました。県内でも「山形いきいき子育て応援企業」の中で、「優秀(ダイアモンド)企業」として登録されていますが、これまで、事業所内保育所は開設していませんでした。

山形大学(小山清人学長)でもこれまで教職員の両立支援に取組んできており、平成28年度に県内大学初の「くるみん認定」を取得しました。大学内保育所としては、医学部保育所「すくすく」と病児保育室、小白川キャンパス保育所「のびのび」を運営しています。現在、文部科学省の「ダイバーシティ研究環境イニシアティブ事業(連携型)」に取組んでおり、女性研究者の活躍や在籍比率(平成26年14.4%、現在16.8%)の向上をめざし、環境整備を推進しています。

このような両者が昨年度末より検討を重ね、両立支援の充実を図るとともに地域の男女共同参画の推進に資するため、企業主導型保育所を共同で運営することになりました。今年5月に平成29年度施設整備費を国に申請し、9月末に助成(整備費の3/4)が決定しました。今後、年度内に着工し、完成をめざします。山形大学が敷地を提供し、山形銀行が整備費と設備費を負担して建設します。

企業主導型保育所「つぼみ」の概要

  • 名 称 : 山形大学小白川キャンパス企業主導型保育所「つぼみ」(平成30年6月開所の予定)
  • 場 所 : 山形市小白川町1丁目3-10 (保育所「のびのび」に隣接、保育室33.05㎡、鉄骨造り)
  • 対 象 : 山形大学の教職員・学生、山形銀行の職員、山形市在住の方
  • 保 育 : 定員10人(0歳・1歳児)、平日7:30~18:30、延長保育、自園調理、体調不良児保育
  • その他 : 運営委託、保育所「のびのび」の調理施設・園庭などを共用

大学内保育所「のびのび」の共同利用

企業主導型保育所新設に伴い、現在の保育所「のびのび」(定員30人)についても、山形銀行と共同利用に関する協定を合わせて締結します。

企業主導型保育事業

平成28年4月1日に「子ども・子育て支援法」が改正され、企業主導型事業所内保育を支援(整備費、運営費の助成)する事業が進められています。待機児童の解消をめざし、多様な保育サービスの拡大を図るものです。これにより大学が企業と連携して学内保育所を設置し、認可保育所並みの補助金を受け、子育てを共同で支援できるようになりました。また、地域枠定員を活用し、地域の子育て支援にも貢献できます。

協定書調印式を行いました

11月8日、上記相互協力・連携の協定書調印式を山形大学小白川キャンパスで行いました。小山学長は、「(既存の大学内保育所に加えて)今回開設する保育所は、教職員が安心して働くための重要な施設。山形大学の発展にとっても大きな役割がある」とあいさつ。長谷川頭取は、「社会における女性の活躍を考えたとき、今回のような安心して子どもを預けられる施設が不可欠。女性が安心して働くことができる環境の整備に向けて全力で取り組んでいきたい」と、今後について語りました。

本件に関するお問い合わせ

 山形大学男女共同参画推進室 准教授 井上
 
TEL.023-628-4937 Mail:y-danjo★jm.kj.yamagata-u.ac.jp

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