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神奈川大学との包括的連携協定を締結しました(4/18)

掲載日:2019.04.18

 山形大学(学長:小山清人)と神奈川大学(学長:兼子良夫)は双方の強みを活かした教育・研究の推進と学生の交流を通し、地域の発展と人材の育成に寄与することを目的として、教育・研究に関する包括的連携協定を平成31(2019)年4月18日に締結しました。協定期間は、5年間。
 今後、本協定に基づき、学生・教職員の交流をはじめ、共同研究や共同事業等における連携を推進します。また、学生が大学施設を相互に利用できるようにするなど修学環境を整備するとともに、相互利用可能な就職サポート体制を構築し、双方の県へのUターン・Iターンを促進していきます。

(詳しい資料はこちらをご覧ください)

【協定締結の経緯】
 山形大学と神奈川大学は、ともに日本全国から学生が集まる総合大学です。山形大学は「地域創生」「次世代形成」「多文化共生」を3つの使命として掲げ、「学生教育を中心とする大学創り」をはじめ5つの基本理念に沿って、教育研究、地域貢献に全力で取り組んでいます。学生が主体的に学ぶ環境を作り、学生目線を大切にして学生とともに成長する大学を目指しています。
 神奈川大学は、建学の精神「質実剛健」「積極進取」「中正堅実」を踏まえ、近年では「約束します、成長力。―成長支援第一主義―」を大学の中心コンセプトに掲げています。これは、神奈川大学の伝統である「教育の重視」と「学生の立場に立った大学」を具体化したものとなっており、学生の一人ひとりが、自らの学びと考えのなかで「成長」を実感し、自立した良識ある市民として自信をもって社会に船出できるように、大学が全力で支援をしていこうとするものです。
 両大学は、地方国立大学と都市圏の私立大学という地理的、歴史的、組織的な大きな違いはありますが、学生の学びに対する基本的な姿勢は同じと言えます。地域創生には、都市圏との交流は不可欠なものであり、双方の強みを活かして連携することにより、次代を担う人材育成と両大学の教育研究の発展、ひいては地域の発展に寄与するものと考え、今回の包括的連携協定に至ったものです。

※山形大学:6学部、7研究科。山形県内に4つのキャンパスを持つ。学生数は約9千人。
 神奈川大学:7学部、8研究科。神奈川県内に2つのキャンパスを持つ。学生数は約1万8千人。

【学長コメント】
山形大学 学長 小山清人

 山形大学には、4つのキャンパスがありますが、学生たちにはキャンパスの枠を超えて、多彩な学びの場を用意しています。特徴的な取り組みのひとつ「エリアキャンパスもがみ」では、自治体と連携し、地域の方を講師として、学生たちは現地で様々な体験をしながら地域課題の解決方法を考えます。また、各学部でも地域の課題解決に取り組む授業を実施しており、まさに山形県全域が学びの場、キャンパスとなっています。企業との共同研究も盛んに行っており、学生達が一緒に研究に取り組むケースも増えてきました。立場や年齢、価値観などが異なる多くの方との出会いが、学生達を大きく成長させます。神奈川大学との交流が、さらなる刺激となり、両大学の学生の成長と、地域の発展に寄与することを期待しています。

神奈川大学 学長 兼子良夫
 神奈川大学は、創立者の米田吉盛が「人は実業家や学者、官僚である前に、まず人間であれ」と説いて以来90年余り、学問を通じた人間形成に努め、「ゼミナール」「卒業研究」をはじめとする少人数教育や、専門教育に偏らない教養教育を重視してきました。創立間もない時期から、地方会場での入学試験実施や、返還不要の手厚い奨学金を受給できる給費生制度創設などに取り組み、広く全国から優秀な人材を募ってきた歴史があり、在学生の約4割が首都圏以外の地域から進学する全国型大学です。海外(交流協定校138大学)や日本各地から、多様な学生が集い、議論することができる環境は、視野を広げ、多様な視点から物事を考える機会に溢れています。山形大学との交流が、両大学の学生の成長と、地域や人類社会の発展に寄与する教育・研究の更なる充実につながることを期待しています。

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