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経済産業省「地域オープンイノベーション拠点」に採択(4/13)

掲載日:2020.04.13

本件のポイント

  • 山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンター(INOEL)が経済産業省「地域オープンイノベーション拠点選抜制度」に採択。
  • 海外・国内グローバル企業や地域企業との産学連携活動を積極的に行い、更なる展開を目指す「国際展開型」の拠点として評価・選抜された。
  • 優れた拠点としていわゆる“お墨付き”による信用力向上が見込まれるほか、 経済産業省予算事業との連携強化等、伴走支援を今後3年間受けられる。有機エレクトロニクスや関連分野で、企業ネットワークのハブとして、更なる活動を推進する。

概要

INOEL
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 2020年から公募を開始した経済産業省「地域オープンイノベーション拠点選抜制度」の第1回選抜拠点として、山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンター INOEL(センター長:佐野健志教授)が国際展開型の拠点として選抜されました。応募件数17件のうち、山形大学を含む9拠点が全国で選抜され、東北地区では2拠点が認定されています。認定期間は、2020~2022年度の3年間です。

 INOELは、有機エレクトロニクスやその関連分野で先端技術の実用化を目指す開発拠点として、国内企業によるコンソーシアム型の産学連携、ドイツの企業等との複数機関連携を推進してきました。

 今回の認定による直接的な予算補助等はありませんが、今後、予算申請の支援や広報面などで経済産業省の支援を受けることができます。強みである有機エレクトロニクスと関連分野で、これからも企業ネットワークのハブとしての存在感向上を目指し、産学連携や研究開発活動を推進します。

▶ 経済産業省「地域オープンイノベーション拠点選抜制度」とは
 
 大学等を中心とした地域オープンイノベーション拠点の中で、企業ネットワークのハブとして活躍しているものを評価・選抜することにより、信用力を高めるとともに支援を集中させ、トップ層の引き上げや拠点間の協力と競争を促す制度です。2020年2月から公募が開始され、4月10日に初代の認定拠点が決定されました。

<拠点に選抜されることで、本学が受けられる支援>
 経済産業省がひとつひとつの拠点に伴走し対話しながら、予算や規制緩和など支援をオーダーメイドで行います。

■現時点での支援メニューの例
・国内外への広報、拠点間の連携支援
(ロゴマークの使用許可、選抜拠点間ネットワーク会議、海外展開支援 等)
・経済産業省予算事業との連携強化
(地域企業イノベーション支援事業、戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業))

▶ 有機エレクトロニクスイノベーションセンター(INOEL)について

 山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンター(INOEL)は、経済産業省「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」(「技術の橋渡し拠点」整備事業)及び文部科学省「地域イノベーション戦略支援プログラム」(国際競争力強化地域)補助金、さらに山形県、米沢市の支援により2013年に設立されました。

▶ 今後の展望

 INOELでは、今回の認定のメリットである経済産業省の伴走支援を受け、(1)ニーズファーストによる国内外の企業とのコンソーシアム型共同研究を主軸に、公的な大型研究開発プログラムも活用した自主採算運営の継続、(2)上流から下流までの「バリューチェーン型オープンイノベーション」のテーマを産業界からの人材招聘により隣接分野に拡大して推進、(3)国際的な取り組み(ジョイントシンポジウム、海外出展など)と国際業務(契約等)を強化し、1対1又は多対多の国際共同研究を推進します。

 当センターが有機エレクトロニクス分野での企業ネットワークのハブとして、上記の活動を推進することにより、オープンイノベーションによる企業の競争力維持・成長、地域企業の国際展開等への貢献が期待されます。

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