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山形大学と東北芸術工科大学が地域活性化に向けた連携活動で覚書を締結

掲載日:2020.05.19

国立大学法人山形大学
東北芸術工科大学

山形大学と東北芸術工科大学が地域活性化に向けた連携活動で覚書を締結
ビジネス、テクノロジー、クリエイティブ領域を結合した人材育成、産業振興で協働

本件のポイント

 ⼭形⼤学(学⻑:⽟⼿英利)=以下「⼭形⼤」=と、東北芸術⼯科⼤学(学⻑:中⼭ダイスケ)=以下「芸⼯⼤」=は、⼭形県内地域活性化に向けた連携活動に関する覚書を締結しました。

連携の背景

 今後、地域や企業が発展していくためには、現状のアップデートではなく、新たな価値創造(イノベーション)を⽣み出していく必要があります。

 今の時代に新しい前例のないものを考えるためには、「ビジネス」「テクノロジー」「クリエイティブ」を分業ではなく、3つの要素を有機的に連動させて事業を構想していくことが求められています。

 例えば、マッキンゼーやアクセンチュアといったコンサルティングファームは従来、戦略、組織、マーケティングと、「ビジネス」の領域に特化していました。しかし、インターネット以降、戦略がよくてもIT・システムの設計や実装の質が低いとうまくいかないことが増えて、ITコンサルティングの⽐重が⾼まりました。「ビジネス」と「テクノロジー」の結合です。

 そしてその後、「クリエイティブ」抜きではユーザーに⽀持される製品・サービスがつくれないことから、コンサルティングファームがデザインファームを買収して不⾜部分を補うのが世界的なトレンドになりました。

 ⼭形⼤と芸⼯⼤が国⽴・私⽴⼤学の垣根を超えて協働するのは、そうした時代の変化に対応し、単体ではできない⼈材のキャスティングにより、「ビジネス」「テクノロジー」「クリエイティブ」の3要素を実装することが可能になるからです。

具体的な活動として−

  1.  地元企業活動のビジネス、テクノロジー、クリエイティブによるイノベーション⽀援での連携
  2. ⼭形⼤において実績のある起業家教育と⼭形におけるクリエイティブ産業の育成での連携
  3. 事業創出による若者の地元定着での連携
  4. コロナウイルス感染症の影響が⼤きい、⼭形の観光産業を⽀援するため、⼭形の魅⼒あるモノ・コト、企業活動等を発掘し、磨き、⾼品質なコンテンツとして県外、世界に発信し、地域経済を活性する「グローバルブランディング事業」の⽴案・実⾏での連携

―について協議をしています。

本件に関するお問い合わせ

東北芸術⼯科⼤学 担当:企画広報課 TEL:023-627-2246
⼭形⼤学国際事業化研究センター 担当:齋藤裕⼀ TEL : 0238-26-3025

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