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銅の簡便な微細化でCO2からメタノールへの変換効率高める触媒を新開発 劣化した触媒の再生技術も実証 ゼロ・エミッション社会実現へ貢献

掲載日:2021.01.21

茨城大学
東京大学大学院工学系研究科
東京大学大学院総合文化研究科
山形大学
高輝度光科学研究センター

概要

 茨城大学大学院理工学研究科(工学野)の多田 昌平 助教、東京大学大学院工学系研究科の菊地 隆司 准教授、同大学院総合文化研究科の内田 さやか 准教授、山形大学学術研究院(大学院理工学研究科担当)の藤原 翔 助教、高輝度光科学研究センター(JASRI)の本間 徹生 主幹研究員らの研究グループは、銅の微粒子形成過程における銅イオンの配位構造に着目して、簡便な新たな方法による銅粒子の微細化に成功し、二酸化炭素(CO2)を高効率にメタノールに変換する触媒を開発しました。さらにこの触媒が、空気中焼成によって再生可能であることを実証しました。
 これは、銅粒子の微細化という形で触媒の反応場を幾何学的に広げるアプローチであり、今後は、触媒反応場を化学的に修飾して反応場そのものの性能を向上させる方法と組み合わせて、さらに効率よくメタノールを合成する触媒の開発をめざします。
 この成果は、2020年12月9日付で米国化学会の雑誌ACS Catalysisのオンライン版に掲載されました。

 詳しくは、こちら(プレスリリース)の資料をご覧ください。

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