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基盤共通教育科⽬「YU empowering with SDGs」を開講 〜県内企業、⾃治体等との連携による学修カリキュラム〜

掲載日:2021.05.13

本件のポイント

  • 今年2⽉に実施した「SDGsに関する意識調査アンケート」では、昨年7⽉に⾏った同調査と⽐べ、本学学⽣と教員のSDGs認知度が⼤幅にアップ(学⽣:69.2%⇒89.0%、教員:43.4%⇒ 83.7%)
  • 令和3年度に本学が開講する全4158科⽬のうち、3446科⽬が SDGsの17⽬標のいずれかに関連(全体の82.9%)
  • 令和3年度から基盤共通教育科⽬「YU empowering with SDGs 〜ローカルSDGsの実践」を新たに開講(右:4/26の講義)

概要

 本学では、昨年7⽉に“YU empowering with SDGs”の⽅針を掲げ、様々なSDGs活動をempower!していま す。その結果、今年2⽉に実施した「SDGsに関する意識調査アンケート」では、昨年7⽉に⾏った同調査と⽐べ、本学学⽣と教員のSDGs認知度が⼤幅にアップし(学⽣:69.2%⇒89.0%、教員:43.4%⇒83.7%)、令和3年度に本学が開講する全4158科⽬のうち、3446科⽬がSDGsの17⽬標いずれかに関連(全体の82.9%)するなど、SDGsを実践する意識は確実に向上しています。
 このような中、上記アンケートに寄せられた“SDGsを⼤学で学びたい”という学⽣の意⾒も踏まえ、今年度基盤共通教育科⽬として「YU empowering with SDGs〜ローカルSDGsの実践〜」を新たに開講しています。本科⽬は、「本学のSDGsに関連する教育・研究と⼭形県内の企業・⾃治体等における先進的なSDGsの実践を学ぶことによって“⾃分ごと”としてSDGsを捉え、⾏動できるようになること(シラバス(授業計画)より ※P4参照)」を⽬的とし、県内の7名のローカルSDGsの実践者から講演いただき、学部1年⽣を中⼼に約60名が受講しています。

詳しくはこちら(プレスリリース)をご覧ください。

SDGsに関する意識調査アンケート

⼭形⼤学では、前回(2020年7⽉)のアンケートを踏まえ、SDGsに関するポータルサイトの開設や、セミナー、学⽣シンポジウムの開催などを⾏ってきましたが、学内における認知状況の変化を確認し、今後の取り組みに反映することを⽬的に第2回のアンケートを⾏いました。概要は以下のとおりです。

○期 間:【学⽣⽤】2021 年2 ⽉2 ⽇〜2 ⽉15 ⽇
    【教員・職員⽤】2021 年2 ⽉3 ⽇〜2 ⽉15 ⽇
     ⇒前回より2,3 ⽇⻑い

○⽅ 法:【学⽣⽤】web ⽅式のアンケートをWebClass(学習⽀援システム)で依頼
    【教員・職員⽤】web ⽅式のアンケートをメールで依頼
     ⇒前回と同じ

○回答率:【学⽣⽤】7.7%(671/8664)(前回:19.2%)
      【教員⽤】27.0%(227/842)(前回:32.8%)
      【職員⽤】22.0%(309/1402)(前回:38.7%)

 【学⽣⽤】
☑ボックス前回同様、学部1 年⽣の回答が半数近く、低学年ほど回答率が⾼い。
☑「名前だけは知っている」まで加えると、69.2%⇒89.0%と認知度は格段にアップ。
☑「SDGs をどこで知りましたか?」では、前回の「⼩中⾼の授業」から今回は「⼤学の講義」が1 位に。
☑「⼤学でSDGs を学びたいですか?」では、「とても思う」+「まあまあ思う」が前回75.6%⇒81.7%と⼤幅増。



【教員⽤】
☑認知度(「よく知っている」+「ある程度知っている」)が前回43.4%⇒83.7%と⼤幅増。
☑SDGs に関する教育を「⾏っている(⾏う予定)」が17.8%⇒43.2%と⼤幅増。
☑SDGs に関する研究を「⾏っている(⾏う予定)」が21.0%⇒38.3%と⼤幅増。

令和3年度開講科⽬におけるSDGsの関連状況

 令和3年度のシラバス(授業計画)から、講義等を担当する各教員がSDGsの17⽬標のいずれに関連するか、あるいは否かを判断し⼊⼒できるシステムに改修しました。その結果、令和3年度に本学が開講する全4158科⽬のうち、3446科⽬がSDGsの17⽬標のいずれかに関連することがわかりました(全体の82.9%)。
 目標別では、1位が目標4「質の高い教育をみんなに」が1557科目、2位が目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」で1056科目、3位が目標3「すべての人に健康と福祉を」で962科目となっています。

今後の展望

  • 本学の学生・教員のSDGs認知度は、昨年度の取組効果もあり、80%以上になりましたが、今年度もさらなる“empower!”を継続し、年度末の「第3回SDGsに関する意識調査アンケート」では、回答率の向上を図りながら、90%以上の認知度を目指します。
  • 新開講の基盤共通教育科目「YU empowering with SDGs」の教育効果を見極めつつ、ローカルからグローバルSDGs人材教育への展開、さらには各学部における専門教育への波及を図ります。

令和3年度「YU empowering with SDGs~ローカルSDGsの実践~」シラバス

担当教員:林田光祐、栗山恭直、下平裕之、古川英光+外部講師7名
担当教員の所属:YU-SDGsタスクフォース+やまがたSDGs推進ネットワーク(YES-Net)
開講学期:前期 単位数:2単位 開講形態:講義 領域:応用と学際

【授業概要】
・授業の目的
 2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標(SDGs : Sustain-able Development Goals)のアウトラインと特徴を理解した上で、本学のSDGsに関連する教育・研究と山形県内の企業・自治体における先進的なSDGsの実践を学ぶことによって、“自分ごと”としてSDGsを捉え、行動できるようになることを本授業の目的とする。

 ・到達目標
 1)SDGsのアウトラインと本学を含むローカルSDGsの実践を理解する。
 2)1)を理解した上で、“自分ごと”としてSDGsの達成に貢献しうる行動ができるようになる。

 【授業計画】
・授業の方法 
1) この授業は対面の講義形式で行うことを原則とする(新型コロナ感染症の状況によりオンラインで行うこともある)。
2) 主担当教員や副担当教員(YU-SDGsタスクフオースメンバー教員)、さらにはローカルSDGsの実践者(企業、自治体等)によるオムニバス講義を行い、幅広いSDGsの知識と実践を学修できる。
3)2)による学修後に、“自分ごと”として行動できるような行動計画をグループでまとめ、口頭発表を行う。グループは受講者の人数に応じて第3回目の授業で編成する。 

・日程 月曜日7~8校時 14:40~16:10
第1回(4月19日) ガイダンス・SDGsのアウトライン(オンデマンド)
第2回(4月26日) YU-SDGsとやまがたSDGs推進ネットワーク(YES-Net)
第3回(5月10日) グループ分けと今後の活動の説明
第4回(5月17日) 外部講師による講義  飯豊町企画課 高橋弘之課長 様
第5回(5月24日) 同上  (株)モンテディオ山形 神村昌志営業部長 様
第6回(5月31日) 同上  日本たばこ産業(株)山形支店  墨谷健二支店長 様
第7回(6月 7日)  同上  (株)山形新聞社  峯田益宏編集局次長 様
第8回(6月14日) 同上  山形大学生活協同組合  高橋直也専務理事 様
第9回(6月21日) 同上  リコージャパン(株)山形支社  佐藤亮敏 様
第10回(6月28日) 同上  NPO法人知音  山﨑多代里代表 様
第11回(7月 5日)  グループ別活動(オンラインを使用する場合がある)
第12回(7月12日) グループ別活動(オンラインを使用する場合がある)
第13回(7月19日) グループ別活動(オンラインを使用する場合がある)
第14回(7月26日) 発表会
第15回(8月 2日)  まとめ

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