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「どこをきっても!けっぱつちゃん」 ~けっぱつちゃん特設サイト開設!~

掲載日:2022.07.07

本件のポイント

  • 2019年にクラウドファンディングで左脚を接合した結髪土偶(けっぱつどぐう)の特設サイトを公開しました。
  • 当館所蔵の結髪土偶(愛称「けっぱつちゃん」)を色々な切り口から紹介しています。
  • CTデータや3Dデータをダウンロードできます。博物館実習受講生によるデジタルコンテンツや歴代のイラスト、グッズを紹介し、けっぱつちゃんの歴史をまとめてみることができます。

概要

 2018年に約90年ぶりに左脚と再会した当館所蔵の結髪土偶は、クラウドファンディングによって左脚を接合し、2020年9月に立ち上がった姿を皆様にお見せすることができました。しかし、新型コロナウイルス感染症対策のため臨時休館が続くなど、博物館で直接修復後の姿を見てもらうことが難しくなりました。そのため、これまで積み重ねてきた情報をまとめ、どこにいても結髪土偶を知ることができる特設サイトを作製しました。
 クラウドファンディングなどをきっかけとして調査して得られたデータを皆様に公開し、これらをきっかけとした結髪土偶の研究・活用が進むことを目的としています。

 詳しくはこちら(プレスリリース)をご覧ください。

どこをきっても!けっぱつちゃん

 公開しているCTデータや3Dデータはダウンロードすることができます。3D画像解析ソフトウェアに読み込んで土偶内部の状態を見たり、3Dプリンターで出力することができます(利用方法については同サイト「ご利用について」をご覧ください)。
博物館実習受講生によるデジタルコンテンツには、当館と結髪土偶の歴史を楽しく学ぶことが出来るすごろくや、カレンダー、動画などがあり、小学生・中学生の家庭での学習に役立てていただきたいです。
 また、クラウドファンディングの報告書には保存修理報告書や結髪土偶を題材とした学習指導案、令和2年度公開講座「結髪土偶立ち上がる!」の講座内容をまとめたものなどが収録されています。

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※用語解説 
1.結髪土偶:頭部が髪を結ったような形をしている土製人形。縄文時代晩期、遮光器土偶の後に出現する。2018年に当館所蔵の結髪土偶(縄文時代晩期、寒河江市石田遺跡出土)の左脚が見つかり、クラウドファンディングによって接合の費用を調達した。

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