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コレみーる アプリを使ってデータで繋がる作物栽培 ~データシェアを楽しみ、新しい発見に繋がるアプリ~

掲載日:2022.09.08

本件のポイント

  • 生産者が栽培管理に関するデータをシェアできるアプリ「コレみーる」を共同開発し、リリース(無料)しました
  • 誰でも簡単にグループを作り、メンバーが入力した計測数値をリアルタイムにグラフで共有できます
  • グラフの単位を任意に設定できるため、農作物の栽培管理や探究型学習など幅広く利用できます

概要

 自分でデータを計測し、新しいことを発見する喜びも大きいですが、計測データをシェアする喜びやシェアすることで新たな発見も生まれます。産地の農作物栽培においても、生産者同士がデータをシェアすることで、新しい繋がりや、発見が生まれると思います。今回、生産者が栽培管理に関するデータをシェアできるアプリ(コレみーる)を共同開発しました。さらに、計測したデータを共有する喜びや共有することで生まれる新しい発見を体験できる教育プログラム(トマト栽培選手権)を、山形県上山市の小学生と一緒に実践しました。

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背景

 山形の農業の特徴の一つは、複雑な地形やそれぞれの風土に合わせ、作物栽培の方法や品種を工夫し、地域の農業文化が育まれてきました。この多様な農業文化により、我々の食卓には多彩な果物や野菜に溢れます。また、多様性は災害や病害虫に対応できる強い産地作りにも大切です。近未来の産地では、これまでよりも少ない生産者で効率的に良いモノづくりをできる新しい仕組みが必要です。また、10年後に農業を営む今の子供たちへの教育も必要です。組織(組合、グループ)を超えて、栽培管理に関するデータや情報をシェアすることで、より少ない人数でもモノが作りやすくなるのではないでしょうか。また、データをシェアする楽しさやそこで生まれる新しい発見を、今の子供達に知ってもらうための、教育プログラムが必要です。
そこで、山形大学学術研究院准教授(理学部主担当)奥野貴士と(株)フェイバーエンジニアリングと上山市農林夢づくり課が協力して、栽培管理(例えば西洋梨の収穫適期)に関するデータをグループ内で簡単にシェアできる無料アプリ コレみーる を開発しました。

アプリの利用例

(栽培管理)リーガルレッドコミスの収穫適期の判断のための果実調査への利用
(教育プログラム)トマトの成長データを共有するトマト栽培選手権

アプリについて

使用環境:iOS,Andoroid,PC (webブラウザー)。アプリはApp StoreまたはGooglePlay から入手できます。Webブラウザーをご利用の場合:http://karuhoku.com/koremiru/ *データ閲覧にはPC環境を推奨します。

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