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佐々木由佳准教授が令和4年度ソロプチミスト日本財団 女性研究者賞を受賞

掲載日:2022.10.06

本件のポイント

  • 公益財団法人ソロプチミスト日本財団が実施している令和4年度の支援事業において、山形大学農学部附属やまがたフィールド科学センターの佐々木由佳准教授が、「女性研究者賞」を受賞。
  • 女性研究者賞は、教育、科学技術、医療技術、環境、IT技術、介護福祉、社会福祉、伝統技術、伝統文化、文学、経済学、健康、平和などさまざまな分野で将来性のある研究をしている優秀な女性1名に対し、研究費が支援される。
  • 山形県からの受賞者は、今回が初となる。

概要

 公益財団法人ソロプチミスト財団が実施している令和4年度の支援事業において、山形大学農学部附属やまがたフィールド科学センターの佐々木由佳准教授が「女性研究者賞」を受賞しました。
 山形県からの受賞者は今回が初であり、また同賞の受賞者は、全国で1名となります。
 ソロプチミスト日本財団女性研究者賞は、2013年、同財団の創立30周年を記念し、女性研究者へ躍進の機会を与えることを目的として創設されました。同賞は、教育、科学技術、医療技術、環境、IT技術、介護福祉、社会福祉、伝統技術、伝統文化、文学、経済学、健康、平和などさまざまな分野で将来性のある研究をしている優秀な女性に対し、研究費500万円が支援されます。
 今後は、当該研究費の支援を受けて、女性研究者賞応募への研究テーマでもある「地域内有機資源を活用した費用対効果の高い水稲用肥料とその施肥設計システムの開発」について、さらに研究を進めていくこととなります。
 なお、同賞の贈呈式については、11月8日(火)に広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)で開催される予定です。

 詳しくはこちらをご覧ください

贈呈式

日  時 : 令和4年11月8日(火) 14:00~16:30
式典会場 : 「広島県立総合体育館」広島グリーンアリーナ(広島県広島市中区基町4-1)

研究テーマ

 「地域内有機資源を活用した費用対効果の高い水稲用肥料とその施肥設計システムの開発」

研究目的および計画概要

 農林水産業や食品加工の現場で発生する有機性廃棄物を肥料化し、その肥料を水稲栽培に利用する仕組みの構築を目指す。令和4年度は肥料化に用いる有機性廃棄物の種類の選定と肥料化の方法について、令和5年度は試作した肥料を用いた水稲の栽培試験や肥料成分の溶出パターンについて検討し、令和6年度にこれまでの結果をとりまとめるほか、2年目の栽培試験または肥料化の再検討を実施する予定。

佐々木由佳 プロフィール

 准教授/専門は栽培土壌学。宮城県出身。山形大学農学部卒業、山形大学大学院農学研究科修了、岩手大学大学院連合農学研究科修了、博士(農学)。農業環境技術研究所研究員、山形大学農学部(附属やまがたフィールド科学センター)助手、助教を経て現在に至る。これまでに行った主な研究は、水田での窒素やケイ酸の施肥管理や水管理が水稲の生育や養分吸収量に与える影響、水田への有機物施用が土壌肥沃度に与える影響、水田土壌の肥沃度の空間変動に関する研究など。

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