ホーム > 新着情報:プレスリリース > 2024年07月 > 学長定例記者会見を開催しました(7/4) > 『観光地経営人材育成ハンドブック:理論編』が刊行されました
掲載日:2024.07.04
本件のポイント
山形大学人文社会科学部では、2017〜23年に行われた寄付講義「ツーリズム産業」を開講しました(日本観光振興協会、学部生対象)。2023年には、観光庁が『ポストコロナ時代における観光人材育成ガイドライン』を発表しており、コロナ禍を乗り越え、我が国の経済を再び発展の軌道にのせていくためには、観光の力が不可欠であるとする一方、コロナ禍を経て、社会情勢や旅行に対する意識に変化が見られる中、観光人材の育成に対する考え方も、そのような変化に対応していく必要があるとされております。このような背景から、今回、リカレント教育用の教材を開発し、テキストとして発刊しました。
本誌発刊にあたっては、令和5年度 山形大学研究成果公開支援制度(文系)による支援を受けました。
詳しくはこちら(リリースペーパー)をご覧ください。
背景
2017〜23年に行われた日本観光振興協会寄付講義「ツーリズム産業」(学部生対象)の後継です。2023年に、観光庁が『ポストコロナ時代における観光人材育成ガイドライン』を発表したことに合わせ、リカレント教育用の教材が必要と判断しました。
研究手法・研究成果
筆者の一連の研究成果を参考にしながら、全文を書き下ろしました。
内容
観光庁『ポストコロナ時代における観光人材育成ガイドライン』の内容に対応し、以下のような構成になっています。
第1章 地域における観光の役割と効果
第2章 観光地経営人材育成の必要性
第3章 地域課題と観光
第4章 観光地経営戦略の基礎的理解
第5章 インバウンド旅行者の増加
第6章 持続可能な観光
第7章 観光形態の多様化
第8章 観光行政
第9章 観光関連法規
第10章 マーケティング・ミックス
第11章 マーケティング分析
第12章 プレイス・マーケティング
第13章 プレイス・プロモーション
第14章 観光イノベーション
第15章 観光DX
各単元とも、導入+ 4 トピック+ワークシートで構成され、トピックは見開きの図解にしてあります。6 ページ目のワークシートの前半は可能な限り本文を読むと書ける質問にしています。後半はグループワークに備える内容になっています。
助成
本誌発刊にあたっては、令和5年度 山形大学研究成果公開支援制度(文系)による支援を受けました。
山形大学研究成果公開支援制度(文系)とは…
本学における研究成果の発信を促進するとともに、研究力を強化するため、本学所属の有望な研究を推進する研究者が評価の高い学術誌等へ論文を掲載する必要経費、図書出版費用の一部経費および作品等の一部経費を支援する制度
今後の展望
本年後後期(10月)には、『観光地経営人材育成ハンドブック:技能編』が観光予定