ホーム > 新着情報:プレスリリース > 2024年08月 > 学長定例記者会見を開催しました(8/1) > アフリカ農業従事者の来日研修が山形大学農学部で開始
掲載日:2024.08.01
令和6年8月19日(月)からアフリカ各国の研修生14名が本学農学部で開講する『アフリカ地域稲作収穫後処理コース』研修を受講します。本研修は山形県、鶴岡市、JA鶴岡、秋田県大潟村の協力を得て、稲作における収穫処理や栽培技術の学習に加え、稲刈りや籾摺り・品質検査などの実習、乾燥貯蔵施設、農業機械工場、灌漑施設の見学を行います。
農学部では、独立行政法人国際協力機構(JICA)と共同でアフリカ諸国を対象とした米生産に関する様々な研修や現地指導を実施してきました。研修最終日に各研修生がそれぞれの国が抱える稲作の収穫後処理に関する課題改善と技術普及プランの発表を行います。
詳しくはこちら(リリースペーパー)をご覧ください。
アフリカ開発会議(TICAD)において、日本政府はアフリカ諸国の稲作発展に貢献することを約束しています。このような背景のもとで、本学農学部と独立行政法人国際協力機構(JICA)は、平成20年(2008年)からアフリカ諸国を対象にした米生産に関するさまざまな技術研修と現地指導を実施してきました。現在、稲作の収穫後処理技術を対象としたJICAと大学による研修事業は国内で山形大学のみが実施しています。
研修スケジュール等
★研修期間 : 令和6年8月19日(月)~9月27日(金)
★参加国 : ベナン、ブルンジ、カメルーン、コンゴ共和国、マダガスカル、コートジボワール、ガーナ、
ギニア、リベリア、セネガル、タンザニア、トーゴ、ザンビア、エチオピア(14か国)
★使用言語 : 英語・フランス語
★コーディネーター : 片平 光彦 教授(農業機械学)、角田 憲一 准教授(土壌・肥料学)、
佐々木 由佳 准教授(栽培土壌学)、小林 隆 准教授(植物病理学)
今後の展望
本学で得られた稲作での収穫後処理に関する知識や技術は、アフリカの多くの国々へと広がっています。山形大学では、今後もこの研修事業を継続することでアフリカの稲作発展に対して貢献していきたいと考えています。