ホーム > 新着情報:プレスリリース > 2024年08月 > 学長定例記者会見を開催しました(8/1) > 「しなやかに」そだつ・そだてる、「豊かに」つなぐ・つながる教師の育成プログラムの開発 ~地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業(文科省)に採択~
掲載日:2024.08.01
特別教育プログラムで身につく力
地域教育文化学部児童教育コースでは、令和7年度入試より学校推薦型Ⅱ(山形県小学校教員希望枠)を導入する予定です。本入試の合格者を対象とした特別教育プログラムも同時に実施され、この取り組みについて「地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業(文科省)」に採択されました。本特別教育プログラムは「『しなやかに』そだつ・そだてる、『豊かに』つなぐ・つながる教師の育成」を目標としており、山形県教育委員会との連携のもと、県内の教育課題に即した教員養成を行うものです。山形県教育委員会指導主事や教員経験のあるファシリテーターなどによる山形県の教育課題に関わる実践的な少人数学習とメンター教員によるコーチングを行う等の特色ある教育プログラムを目指します。
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教師不足が全国的な課題となっていますが、特に山形県は教員採用試験における志願倍率も含め、深刻な状況になっています。この状況を改善し、山形県の教育課題に対応できる教師を育成するために地域教育文化学部児童教育コースでは、令和7年度より学校推薦型選抜Ⅱにおいて山形県小学校教員希望枠入試を実施し、県内の小学校教員を目指す学生を受け入れ、特別教育プログラムによって県内の教育課題に対応できる教師の育成を行うことになりました。本事業で取り組む主な課題としては、子どもたちと教師・親・地域の大人との間のコミュニケーションの希薄化や価値観の乖離の問題が挙げられます。その解決のためには、学校を中心とした地域学校協働活動の推進を通して立場や年齢の違いによらずすべての人々が互いに学び合い、生涯にわたって成長し続ける成長型コミュニティを地域に創生する必要があります。
令和7年度より実施する特別教育プログラムでは「『しなやかに』そだつ・そだてる、『豊かに』つなぐ・つながる教師の育成」を目標とし、山形県教育委員会との連携のもと、(1) 「ちゃんとしなきゃ」を手放して教師として「成し遂げたい志」を育てる力、(2) 教師として「成し遂げたい志」の実現に向かう力、(3) 地域ぐるみで子どもも大人もともに学びあうコミュニティづくりに関わる力を身につけます。大学・教育委員会・NPO等が連携して地域社会の中で質の高い教員養成を行う活動を通して学校を核に持続可能な地域学校協働活動を推進することで、学校・地域・企業・NPO等が連携する成長型コミュニティ創生につなげることを目的とします。