ホーム > 新着情報:プレスリリース > 2024年09月 > 学長定例記者会見を開催しました(9/5) > 農業食料工学会第82年年次大会(2024鶴岡大会)開催
掲載日:2024.09.05
農業食料工学会 では第82回年次大会を2024年9月7日(土)~9日(月)の3日間,山形大学農学部で開催することになりました。今回の山形での年次大会は,1998 (平成10年)年の第57回大会を山形市で開催以来,26年ぶりの開催で農学部のある鶴岡市では初の実施となります。また,今年1月に発生した能登半島地震の復興に向けた農業機械分野での取り組みについて考えるシンポジウムも予定しています。
本大会では国内の大学,公的試験研究機関のほか,農業機械メーカー,食品加工機械メーカーなど産・学・官の立場で,農業食料工学に関わる技術者,研究者があつまり,農業生産や食品保存・加工に関連する最新の研究成果,知見を演題とした活発な討論が行われ,日本や東北の農業および食料生産技術等の発展において大きく貢献することが期待されます。大会のスケジュールについては、本大会ホームページをご覧ください。
https://am.j-sam.org/2024/
詳しくはこちら(リリースペーパー)をご覧ください。
今回の年次大会での発表総数は163課題で、一般講演が52課題、オーガナイズドセッションでの発表が86課題、ポスター発表が25課題あります。今回の年次大会は9月8日~9日まで2日間、7会場を借用して開催します。ポスター発表(9日)は農学部1号館の大会議室を借用して終日ご覧頂けるように設置します。また、9月8日と9日には、山形県内外の企業11社の展示も予定しており、最新の農業機械についての情報交換の場を設けております。
本学会でのシンポジウムは、9月8日15時30分から農学部301講義室で「能登半島農業の復興に向けた農業機械分野の取り組み」のタイトルで実施します。本年1月1日、能登半島でM7.6の大規模地震が発生しました。お正月で家族団らんの中での地震と津波と火災で、多くの方々が被災しました。復興の道筋が見えない中での生活が今も続いています。東日本大震災からの復興では、先端技術を用いた農業の復興に本学会関係者が多く参加し、福島の復興再生では今なお多くの研究が続けられています。本シンポジウムでは、能登半島地震による農業被害の現状と課題を理解し、宮城や福島での復興支援の知見も活かしつつ能登半島の農業の復興について議論します。
講 演
1.仙台平野津波被災地の先端技術による復興支援(東北大学大学院農学研究科 大谷 隆二 氏)
2.日本大震災から13年、福島県の現状と福島大学の復興に向けた取り組み
(福島大学 食農学類 窪田 陽介 氏)
3.能登半島地震における農業被害と課題~能登の創造的復興に向けて~
(石川県農林総合研究センター 藪 哲男 氏 植松 繁 氏)
総合討議(座長:北里大学獣医学部 長坂 善禎 氏)