ホーム > 新着情報:プレスリリース > 2024年10月 > 臨時記者会見を開催しました(10/31) > 山形大学における新たな教育学部の構想 ~地域のイノベーション人材を育てられる教員の養成~
掲載日:2024.10.31
山形大学は、平成17年度(2005年度)に教育学部から地域教育文化学部へ改組し、総合性・実践性・地域性を備えた教員を養成するとともに、地域と連携した教員養成体制を継続してきました。
一方、近年、地域の社会経済の変化・人口減少、子供の多様な課題に対応できる教員養成の必要性、高い教員採用者数への対応、社会に開かれた教育課程・学校教育と地域との協働の推進等が求められております。
そこで本学は、山形県をはじめ、教育関係諸団体との意見交換を重ね、このような課題に対応できる教員を養成していくため、令和8年度(2026年度)から教育学部へ改組する構想を検討しました。現在の高校生・保護者の皆様には進路選択で影響が大きいものと考え、今般、本構想を公表いたします。なお、本学での教員養成に特化した学部の設置は、21年ぶりとなります。
詳しくはこちら(リリースペーパー)をご覧ください。
教育組織名及び入学定員:
○教育学部 165名
◇学校教育教員養成課程 120名
・小学校教員養成コース 主に小学校教員を目指す
・中学校教員養成コース 主に中学校、高等学校教員を目指す
・小中理数系教員養成コース 主に小学校(理科専科担当)、中学校・高等学校の理数系教科担当の
教員を目指す
◇地域教育共創課程(仮称) 45名 主に学校を支援できる人材として、
・臨床心理の学修のコース 心理関係の専門家を目指す
・スポーツや食の学修のコース スポーツや食を通じた地域支援の専門家を目指す
取得可能な免許:
・幼稚園教諭一種免許状
・小学校教諭一種免許状
・中学校教諭一種免許状(国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、英語)
・高等学校教諭一種免許状(国語、地理歴史、数学、理科、音楽、美術、保健体育、英語)
※上記に加え、高等学校教諭一種免許状(公民、情報)の開設を目指す。
設置時期:令和8年4月
特 色:
・地域の教員の量的ニーズ、小中学校の小規模化・小中一貫教育の増加に対応した教員養成、複数免許取得奨励
・総合大学としての強みを活かし、地域の学校教育が求める理数系、データサイエンス、地域協働等に強い教員の輩出
・地域教育文化学部で培った成果を地域が求める共創人材の育成で活用し、実践的カリキュラムを構築
※上記設置構想は、文部科学省と協議中のものであり未確定です。今後さらに協議を重ねて具体化を図り、来年度に文部科学省 大学設置・学校法人審議会の審査を受ける予定です。
構想は審査結果によって確定するものであり、変更の可能性があります。