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旧済生館本館3・4階のバーチャル見学が可能に! ~山形大学と山形市が連携してバーチャル見学動画・ツアーを作成~

掲載日:2024.11.07

本件のポイント

  • 山形大学「つなぐちから。」社会共創活動推進プロジェクトの一環で、山形大学と山形市が協力し、国の重要文化財・旧済生館本館の非公開部分を全天球カメラで撮影し、バーチャル見学が可能な動画とツアーを制作しました。
  • これにより、非公開部分をVRゴーグルなどを使用して見学することができるようになり、さらに、遠隔地においても容易に文化財に触れる機会を提供することも可能となります。
  • 制作した動画・ツアーは9月開催の「ななはく!」のバーチャル見学会でお披露目したほか、山形市郷土館にVRゴーグルを設置し、常時動画を閲覧することができるようになりました。今後、ツアーについても山形市郷土館で閲覧できるようにするとともに、山形大学附属博物館が制作しているデジタル・アーカイブ「山形アーカイブ」にも動画・ツアーを掲載し、インターネット上においても閲覧可能な状況を構築する予定です。

旧済生館本館の画像
旧済生館本館

概要

 旧済生館本館(山形県山形市霞城町1-1)は、明治11年(1878年)に山形県立病院として建設された建物で、昭和41年(1966年)に国の重要文化財に指定された後、昭和46年(1971年)に霞城公園に移築された歴史的建造物です。現在は山形市郷土館として使用されていますが、3・4階部分は建築保存の観点から通常非公開となっています。非公開部分は年に何回か特別公開を実施していますが、事前に予約が必要で、また定員を設けていることから、見学のタイミングが非常に限られています。  そこで今回、山形大学「つなぐちから。」社会共創活動推進プロジェクトの一環で、山形大学と山形市が協力して非公開部分を全天球カメラで撮影し、全方位を見渡すことのできる動画と、自由に建物内を見回ることができるバーチャルツアーを制作しました。これにより、事前の予約がなくてもVR(仮想現実)で非公開部分を見学することができるようになり、さらに、遠隔地においても容易に旧済生館本館に触れる機会を提供することも可能となります。文化財保護と観光を両立する上でも効果を発揮します。
 制作した動画・ツアーは山形大学附属博物館や山形市などで組織する山形アーカイブ実行委員会が9月27日~29日に開催した「ななはく!」のバーチャル見学会でお披露目を行いました。また、山形市郷土館にVRゴーグルを設置し、常時動画を閲覧することができるようになりました。今後、ツアーについても山形市郷土館で閲覧できるようにするとともに、山形大学附属博物館が作成しているデジタル・アーカイブ「山形アーカイブ」にも動画・ツアーを掲載し、インターネット上においても閲覧可能な状況を構築する予定です。

 詳しくは、こちら(リリースペーパー)をご覧ください。

用語解説

1.ななはく!(https://cherry.yum-archives.net/nanahaku/):山形大学附属博物館が山形まちづくり株式会社、山形市などで組織する山形アーカイブ実行委員会で毎年2月・9月に七日町で実施しているイベント。2024年9月27日~29日に開催した「ななはく!2024 ルーナ」で5回目。
2.山形アーカイブ(https://cherry.yum-archives.net/yamagata-archive/):山形大学附属博物館が制作している、同館をはじめとする山形県内の史料保存機関や、山形大学の公認学生サークル「まちの記憶を残し隊」(https://cherry.yum-archives.net/nokoshitai/)が集めたまちの「記憶」を一堂に公開するデジタル・アーカイブ

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