ホーム > 新着情報:プレスリリース > 2025年02月 > 学長定例記者会見を開催しました(2/6) > YAAS第2回研究成果報告会を開催します。
掲載日:2025.02.06
山形大学アグリフードシステム先端研究センター(YAAS)は,これまで本学農学部で推進してまいりました「スマート・テロワール構想」を基盤に,総合大学である山形大学各学部の総合知を結集することで,食と農をつなぎ,食と農に関する諸課題の解決に資する研究とその成果の社会実装に向けた活動を行っています。
同センターは令和4年に設立され,文部科学省から5年間の支援を受けながら,国内外で最先端のアグリフードシステム研究拠点を目指した研究の成果,社会実装の実績,さらには設備の充実を図っています。同センターは,山形大学の総合知を1次、2次、3次産業に融合することで新しい社会システムを創るための「イノベーション・コモンズ」として、地域の多くのステークホルダーとの共創を行うことも特徴としています。
今年度は5年の整備期間の3年目であり,メンバーによる研究の成果や社会実装の実績も順調に生まれてきております。今回の研究報告会では,その成果や実績をご紹介するとともに,新たな共創を生み出すための企業様,自治体様等との相談ブースも準備します。また,同センターが目指す「研究成果に基づく起業」についてメンバーも勉強する機会として,鶴岡市で食に関わる起業を行っている株式会社フェルメクティスの大橋様による基調講演「発酵タンパク質としての納豆菌の可能性」も企画しました。ご興味・ご関心のある方のご参加をお待ちしております。
詳しくはこちら(リリースペーパー)をご覧ください
日本の食料自給率は、主要先進国の中でも最低の水準であることはよく知られています。地球規模の気候変動、人口増加、国内農業人口減少などが追い打ちをかけ、食と農をとりまく状況は悪化の一途を辿っています。
そのような難題が山積する我が国において、未来の社会を支える食と農の実現を使命として新たな仕組みを確立し、持続可能な農業と循環型の社会を目指し、庄内地域に食料自給圏を構築するためのプロジェクトに取り組んでいます。
日 時: 2025年3月3日(月) 14:30〜16:30
場 所: 東京第一ホテル鶴岡 鳳凰の間(鶴岡市錦町2-10)
1. スマート・テロワール:洗練を意味する「スマート」と、地域独自の風土・景観・品種・栽培法などを表すフランス語の「テロワール」を組み合わせた造語。地域内で完結できる“循環型の経済圏(農村社会)”を指す。