ホーム > 新着情報:プレスリリース > 2025年04月 > 学長定例記者会見を開催しました(4/10) > 令和8年度山形大学入学者選抜 総合型選抜における 女子枠の創設について
掲載日:2025.04.10
本学では,これからの社会のイノベーションや維持発展に必要とされる理工系人材の育成に取り組んでいます。我が国がこれからも国際社会において科学技術で重要な役割を果たすためには,理工系においても優秀で,かつ多様な人材を育成することが期待されています。しかしながら,大学の理工系学部における入学者は男性が多い状況にあり,多様性に欠けるとの指摘があります。本学においては,近年,漸増しているものの特に工学部での女性の入学者の割合が低い現状にあります。
社会のイノベーション創出においてさらに女性の活躍は必要不可欠であり,女性が積極的に進学しやすい環境を整えることが重要であることから,本学では工学部の入学者選抜に女子枠を導入します。今後,さらに大学における多様性を向上させるとともに,大学院においても進学しやすい環境を促進することで高度人材の育成に引き続き取り組みます。
これらの取組により,女性の研究者やエンジニアを育成し,多様な視点から社会システムや専攻分野の知識や技能を理解することで創造性を相互に高め,従来にはない目線で社会的な課題を多面的に解決,価値創造に貢献できる人材の育成が期待されます。
なお,この枠組みは,女性の理工学分野への参加の機会を奨励するためのものであり,男子学生の機会を制限するものではありません。本学は,ジェンダーに関係なく,それぞれの学生が自身の資質能力と興味関心に応じて学べる環境を提供していきます。
詳しくはこちら(リリースペーパー)をご覧ください。
・最先端のものづくり産業で活躍することで,地域社会や国際社会に貢献したい人
・工学への強い興味を持ち,自己研鑽に励むことで,自らを高めようという意欲のある人
・柔軟な広い視野を備え,新しいことに挑戦するプロフェッショナルとしての社会人を目指す人
・将来,ものづくり企業で管理職や経営者として活躍したいと考えている人
・数学・物理・語学等の基礎学力をバランス良く持っている人
・学業以外の部活動やボランティア活動等に積極的に参加している人
・バイタリティにあふれ,科学技術の分野で夢や希望を持っている人
次のすべての資格・要件を満たす女子
※「女子」は戸籍上における性別「女」を対象とする。
(1) 高等学校若しくは中等教育学校を令和8年3月卒業見込みの者又は高等専門学校の第3学年を令和8年3月修了見込みの者
(2)合格した場合,入学することを確約できる者
詳しくはこちら
令和8年度入学者選抜における教科・科目等につきましては,次のページをご覧ください。
〇令和8年度山形大学入学者選抜における学力検査実施教科・科目等
https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/files/6717/4415/5281/2026kamoku.pdf
〇令和8年度山形大学入学者選抜 大学入学共通テスト受験教科・科目表
https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/files/2117/3943/5654/2026kamoku_kyotsuv3.pdf