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東北初の連携派遣 ウズベキスタンへ5年間 山形大学 × JICA ウズベキスタン連携派遣プログラム始動 ~中央アジアへの国際貢献と人材の育成を両立~

掲載日:2025.06.05

本件のポイント

  • 2025年6月5日(木)、国立大学法人山形大学と独立行政法人国際協力機構(JICA)東北センターは、ウズベキスタンにおける起業家・経営人材の育成を目的としたJICA海外協力隊連携派遣プログラムの覚書を締結した。
  • 東北地区では初めての試みで、2031年3月までの5年間、JICAが海外協力隊として実務経験や専門性を持つ人材を派遣し、ウズベキスタン日本人材開発センター(UJC)と共に、現地の雇用創出と地域経済の活性化を支援するもの。

概要

 国立大学法人山形大学と独立行政法人国際協力機構(JICA)東北センターは、ウズベキスタンにおける起業家・経営人材の育成を目的としたJICA海外協力隊連携派遣プログラムの覚書を締結した。これはウズベキスタンを対象に、2031年3月までの5年間、本学からの推薦に基づき、JICAが海外協力隊として実務経験や専門性を持つ人材を派遣し、ウズベキスタン日本人材開発センター(UJC)と共に、現地の雇用創出と地域経済の活性化を支援するものである。
・対象国:ウズベキスタン共和国
・現地連携先:ウズベキスタン日本人材開発センター(JICA・現地政府共同運営)
・派遣形態:青年・シニア海外協力隊(長期1〜2年/短期1〜2ヶ月)
・派遣開始予定:2026年4月(長期)・2026年9月(短期)

詳しくは、こちら(リリースペーパー)をご覧ください。

背景と目的

 IMF推計値において、ウズベキスタンの失業率は2022年8.9%、雇用機会が労働人口増に追い付かず2018年以降、高い失業率(10%程度)が継続している。この課題に対処するために、同国では既存産業の収益力を高めることや起業を通じて雇用機会創出に努めており、取り組みの効果を上げるために、教育を通じて質の高い経営者を輩出することを目標としている。本派遣では、現地起業家・経営層を対象に、実践的なビジネス教育と伴走支援を実施し、持続的な産業人材の育成を図ることにしている。

山形大学にとっての意義

• 国際教育の強化:山形大学国際化戦略における基本方針にある「グローバル体験プログラムを拡充する」に寄与し、さらに「多様なグローバル体験プログラムへの参加によって留学への動機づけ」を見込める。
• 地域課題解決力の展開:山形県が本学アントレプレナーシップ教育研究センターと共に、2022年度から最上地区で実施し新事業創出に成果を上げている「Yamagata yori-i project」の手法を中央アジアへ展開。研究・教育双方に波及効果を見込む。
• 学生の成長機会の創出:人口増・所得増が進む山形県とは“真逆の社会環境”で、多様な価値観・問題解決力を習得できる実践型教育機会を提供できる。

今後のスケジュール(予定)

2025年 6月 JICAとの覚書締結
2025年 11月 学内説明会・募集開始
2026年 4月 JICA海外協力隊長期派遣開始
2026年 9月 短期派遣開始

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