ホーム > 新着情報:イベント報告 > 2017年06月 > 男女共同参画セミナー「多様な人材を活用するための人事選考のあり方」を開催(6/28)
掲載日:2017.06.28
研究や職場環境におけるダイバーシティ(多様な人材の積極的な活用)の理解促進を目指し、山形大学では6月28日、男女共同参画セミナーを小白川キャンパスで実施しました。一般参加者、学内教職員など約50人がセミナー会場で出席したほか、他キャンパスや学外機関とテレビ会議で中継しての開催となり、日本大学薬学部薬学研究所の大坪久子上席研究員を講師に迎え、「多様な人材を活用するための人事選考のあり方」をテーマに講演いただきました。
本学は、文部科学省科学技術人材育成費補助事業プログラムの1つである、ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(連携型)の採択を受けています(大日本印刷株式会社研究開発センター、山形県立米沢栄養大学との連携事業)。本日のセミナーは、ダイバーシティ事業として開催し、3年目を迎えた本事業の成果を報告するとともに、男女共同参画を推進するための人事評価について研修を深めました。
講演では、人事選考における「無意識のバイアス」の影響について言及。ジェンダーや職業、学歴などに基づく無意識の先入観や偏向の例を提示し、「マイナスに働くことの多い潜在的なバイアスやバリアの存在を認識し、取り除いていくことが、多様な人材の確保や育成において重要である」と説明がなされました。また、女性研究者の採用・昇進を拡大するために必要な人事制度についても、他大学の好事例などを紹介いただきました。
本セミナーを含む「山形大学男女共同参画フェスタ2017」は7月14日まで開催。上記事業の紹介やLGBTについてのパネル展示を小白川キャンパス、米沢キャンパスで行っていますので、ぜひご覧ください。
▲講演を行った日本大学の大坪久子氏
▲挨拶を行う小山学長
▲事業報告を行った井上准教授
▲セミナー会場の様子