学生を支援するために、山形大学基金へのご協力をお願いいたします。

　山形大学では新型コロナウイルスの影響で生活が困窮する学生に対して、緊急の経済的支援を行うこととしました。山形大学基金を原資として、現在、第１回の緊急支援として学生一人あたり10万円の修学支援金の貸与を進めており、今後、さらに支援を拡大する予定です。

　学生への支援は未来への投資です。いま、現役世代で活躍されている皆さまが高齢になったときに、社会保障制度を通じて支えてくれるのは、未来社会の働き手となる学生たちです。学生への支援は、地域経済への即効的な支援でもあります。山形大学には約9000人の学生がおり、彼らの消費は地域経済に大きく貢献しています。

　山形大学の前身となった旧制山形高等学校、山形師範学校、米沢工業専門学校などの高等教育機関では、第二次世界大戦中も教育を止めることはありませんでした。その歴史と伝統を受け継ぐ山形大学は、どのような状況においても未来を担う人材である学生を育て、大学の使命である教育・研究・社会連携を続けてまいります。

　社会全体が経済的困難に直面しておりますが、明るい未来への希望を繋ぐために、皆さまのお力添えを賜りますように、お願い申し上げます。