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2025年度 第12回IRMAILサイエンスグラント 「クレアフォーム賞」受賞 ~地域文化をSTEAM教育へ転換する~

掲載日:2025.10.02

本件のポイント

  • メタバース空間上に教室を再現し、AIカウンセラーをおき、対話のできる学びの空間を拡張した。
  • そのメタバース空間に、3Dスキャナーを活用し、山形県を中心とした文化財を高精度にデジタル化することで、従来の写真や文章記録では再現できなかった細部までをアーカイブ化することで、地域文化をSTEAM教育へ転換する。この取り組みは山形大学として初めてであり、国内でも先進的な教育研究モデルとして注目される。
  • さらに、メタバース上だけでなく、3Dプリンターを用いて、歴史的文化財を触れられる文化財にすることで、将来的には、地域文化の継承・観光振興・国際的な教育交流に向け研究が加速することが期待され、教育工学・デジタル人文学・地域振興分野での応用が期待される。

概要

 山形大学の加納寛子准教授は、2025年度第12回IRMAILサイエンスグラント「クレアフォーム賞」を受賞しました。研究課題は「地域文化をSTEAM教育へ転換する:3Dスキャナーを活用した文化財アーカイブと学習素材化」です。本研究では、地域に残る歴史的建造物や伝統工芸品を、携帯型の高精度3Dスキャナーで計測・保存し、それをデジタル教材として小中高生や大学生が活用できる形に変換していきます。
対象:山形県内の文化財を中心に、約10件程度スキャン予定
学生参加:学生が実習形式でスキャニング・編集・教材化を担当
期間:2025年度中に基礎アーカイブを構築し、2026年度以降に授業活用を本格化

詳しくはこちら(リリースペーパー)をご覧ください。

背景

 日本の地方都市では、人口減少や後継者不足により、伝統文化や地域の歴史的遺産が消失の危機にあります。特に山形県のように雪害や地震リスクの高い地域では、文化財の保存と継承は大きな課題となっています。一方で、STEAM教育(Science, Technology, Engineering, Arts, Mathematics)に基づく実践的学びが全国的に推進されており、地域文化を教材資源として活用することが期待されています。

研究手法・研究成果・今後の展望

 本研究では、クレアフォーム社の提供するハンディタイプの高精度3Dスキャナーを用いて、文化財の形状・色彩を高解像度でデジタル化します。得られたデータは、3DプリンターやVR(仮想現実)教材として活用でき、以下の成果が見込まれます:
 地域文化財の正確な保存と災害リスクからの保全
 中高生が「自分の地域の文化」をSTEAM教育の一環として探究できる教材の創出
 デジタル人文学・教育工学の分野における新たな学術的知見の蓄積
グラント詳細:https://www.ir-mail.com/grant2025interview.html
 上記と少し内容は異なりますが、オマーンの国営テレビでAIと教育についてインタビューを受けました。https://www.youtube.com/watch?v=BA4VNuDmArg

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