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COC事業

教育

山形大学は、地域の政策に直結する人文・社会科学の分野だけではなく、自然科学の分野においても、地域の課題に関する基本的な知識とそれに対応するために必要な感覚を持って、専門的知識を地域のために活用できる人材の育成を推進します。

その目標を実現するためには、地域ないし地域の課題を授業テーマそのものとする授業や、地域ないし地域の課題を授業テーマに取り込んだ授業(シラバス上、地域ないし地域の課題を独立した項目として取り扱う授業)を増やし、実習形式の授業科目数をさらに増やすとともに、インターンシップを積極的に活用することによって、上記の人材育成という教育目標を達成します。

〔基盤教育(教養教育)〕

山形大学では、学生の地域志向を図り、社会に貢献していくために必要な人間性と幅広い教養を身に付けた人材を育成するという方針に基づき、教養教育の改革に着手しました。平成22年4月から基盤教育院を設置し、新たな「基盤教育」を実施しています。基盤教育のカリキュラムでは、社会科学や自然科学と並ぶ一般教養科目の分野として、「山形に学ぶ」という分野(授業科目群)が設けられ、多数の学生が受講しています。

基盤教育は、学生の知的興味・関心を育てる上で重要な段階です。そこで「山形に学ぶ」の分野をさらに強化するため、地域をテーマとした授業科目数をさらに増やします。また、現在主として「エリアキャンパスもがみ」で実施されている地域に関するフィールドワークを、対象「地域」の自治体の協力を得ながら、さらに拡充します。基盤教育の地域志向性を量的な面だけでなく、質的な面で強化し、1年生全員が必ず地域について主体的に学ぶようにします。

〔学部の専門教育・大学院教育〕

学部の専門教育及び大学院教育(特に、修士課程教育)においては、専門教育を体系的に実施するという観点から、地域ないし地域の課題を授業テーマそのものとする授業や、地域ないし地域の課題を授業テーマに取り込んだ授業を設定することが難しい分野が多くあります。しかし、地元の実情や課題を研究テーマとして取り入れることができる分野では、多くの学生が卒業論文や修士論文のテーマを地元に求めています。

この学生の地域志向に応え、それをさらに強めて行くために、先ず、地域ないし地域の課題を授業テーマに取り込んだ授業の数を増やすという方向で、教育における地域志向性を高めていきます。さらに、各学部・大学院の専門性を踏まえた実習形式の授業や実習を取り入れた授業の科目数を増やし、実践的な能力を習得できるようにし。また、地域の課題解決のための研究を行っている東北創生研究所の研究に学生(主として大学院生)を参加させることにより、専門教育及び大学院教育における学生の地域志向に応えられるようにします。

コース・科目

〔基盤教育〕

〔学部の専門教育・大学院教育〕

各学部のページをご覧下さい。

インターンシップ

インターンシップは学生が社会(地域)の現実に触れる機会を与えるものです。山形大学においては、現在、2週間程度の短期インターンシップが、自治体、独立行政法人、NPO、企業等の協力を得て、キャリア教育の一環として、医学部を除く全学部で実施されています。(医学部では附属病院及び関連病院での実習が行われています)。

また、理工学研究科(工学系)においては、本来のカリキュラムの一環として6ヶ月の企業インターンシップを必修化しています。さらに、平成25年4月から、小白川キャンパスの人文学部、地域教育文化学部、及び理学部の共通カリキュラムとして、「地域リーダー育成のための実践教育プログラム」が開始され、「グローバル・スタディーズ」、「公共政策スタディーズ」、及び「企業活動スタディーズ」の3つのコースが設置され、それぞれ22〜24 単位の教育コースとして構成されています。そのうち、「公共政策スタディーズ」と「企業活動スタディーズ」は、協定を結んだ地元自治体等の公共機関、NPO、民間企業等における160 時間以上(1〜2ヶ月)のインターンシップを課しています。

今後、短期インターンシップのさらなる充実を図ると共に、中長期のインターンシップを拡大することにより、学生のキャリア教育と人材育成両方の面での充実を図り、それを通して、学生の地域志向を高めていきます。

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