ホーム > 新着情報:プレスリリース > 2024年11月 > 山形大学とオランダ・TNOホルストセンターが包括的な連携協定を締結 ~サスティナブル・エレクトロニクスでイノベーションを推進~
掲載日:2024.11.13
本件のポイント
●11月13日(水)、国立大学法人山形大学とオランダ・TNOホルストセンター(以下、ホルストセンター)は、包括連携協定を締結します。
●山形大学は、プリンテッド&フレキシブルエレクトロニクスの国際的研究開発拠点として、2013年には有機エレクトロニクスイノベーションセンターを開所し、約10年以上にわたりオープンイノベーションを展開してきています。
●ホルストセンターは、2006年開所で、プリンテッド&フレキシブルエレクトロニクスで実用化を目指し、連携企業は全世界に約60社あり、約20年にわたりオープンイノベーションを推進しています。
●今後、山形大学とホルストセンターが連携し、プリンテッド及びその周辺技術を発展させ、同時にサスティナブル・エレクトロニクスの重要性を国内外に発信し、グローバルなイノベーションを推進していきます。
詳しくは、こちら(リリースペーパー)をご覧ください。
概要
(連携の経緯と実績)
現在、プリンテッド&フレキシブルエレクトロニクスは、ゼロエミッション、カーボンニュートラルの流れを受けて、欧州が先導してサスティナブル・エレクトロニクスへと価値を昇華させつつあります。本学では、時任静士特任教授の国際ネットワークにより、TNOホルストセンターと、連携の可能性を見出すべく相互訪問・意見交換を行ってまいりました。今年、JETROの支援ツールを活用し、オランダから研究者であり事業責任者である4名(TNOホルストセンターから2名 そのスタートアップ2社から各1名)を招聘し「未来のエレクトロニクスを創る」為に必要となるサスティナブル・エレクトロニクスの重要性を発信し、オランダー日本の企業間・機関間・研究者間の連携を深める日蘭ジョイントワークショップを開催(2024年9月2日)しました。
(今後の展開と進め方)
本学がグローバルなイノベーションの推進へむけて、ホストセンターと日本企業・機関との懸け橋となり、基礎学術から応用開発・研究者交流・人材育成など範囲を広げ、サスティナブル・エレクトロニクスを中核にして、包括的に連携していきます。
サスティナブル・エレクトロニクスの概要(英語)
https://holstcentre.com/focus-markets/energy-and-climate/sustainable-electronics/
包括連携機関の概要
オランダ・TNOホルストセンター
オランダの研究機関TNO(応用科学研究機構)と、ベルギーのIMEC(半導体エレクトロニクスの研究機関)が、共同で2006年設立した、プリンテッド&フレキシブルエレクトロニクスで実用化を目指す研究所である。オランダ・アイントホーフェン市に位置する1平方kmの敷地のハイテクキャンパス内にある。現在の連携企業は全世界に約60社。約200名のスタッフで、20か国以上の研究者が勤務している。現在のManaging Director(研究所長)はTon van Mol氏である。
ホルストセンターHP
https://holstcentre.com/
https://holstcentre.com/focus-markets/energy-and-climate/sustainable-electronics/
日蘭ジョイントワークショップ(2024年9月2日)概要
「未来のエレクトロニクスを創る」~プリンテッド&フレキシブルからサステイナブルへ~
https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/information/press/20240829/
https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/information/info/2024060904/