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近未来は具体的に何に憂い、具体的に何を備えるべきなのか?最初の一歩の共創

 令和5年2月14日に、山形大学小白川キャンパスにおいて、上山市および朝日町の生産者・市職員、関連企業の産官学の関係者が集うワークショップを開催いたしました。テーマは、生産者の高齢化と減少についてです。

 ワークショップでは、[1]データで見る過去〜未来の地域農業社会、[2]コミュニティー・グループが支える地域農業文化の多様性と題した講演の後、上山市と朝日町に分かれて、生産者数の減少が農業に及ぼす具体的な影響を挙げ、緊急度等の優先順位付けを行い、行政と生産者との共通認識を作る作業を行ないました。本ワークショップを実施し、目で見える形の効果はまだありませんが、今回、WSを異なる自治体と同時開催させていただくことで、地域が異なると同じ「生産者の減少」に対する捉え方や意識が異なることがわかりました。本ワークショップを通し、主催者は、対策や行動を必要とする地域には、その活動をお手伝いできるコトを考え、必要としない地域では、必要とするヒトを探し、共に歩む方法を考えていくことが必要であることを学びました。
 それぞれの地域に応じた必要なモノやコトを一つ一つ紡ぎ形にしていくことが大切だということを知りました。今後は、ワークショップの活動をリカレント教育として継続的に提供できる仕組みを準備していきます。

 

【担当者】
奥野 貴士教授

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